蟻は今日も迷路を作って

くだくだ考えては出口のない迷路に陥っている

2023-01-04から1日間の記事一覧

西村賢太『誰もいない文学館』感想

西村賢太著『誰もいない文学館』を読んだ。 昨年の6月に発行された本、つまり氏が急逝されてからの刊行物ということになる。 西村さんの著作は一貫して私小説であり、そうでなければ「一私小説書きの日乗」をはじめとするエッセイが主たるものだ。この『誰…