蟻は今日も迷路を作って

真面目な話からそうでない話まで。本当の話から嘘の話まで。蟻迷路(ありめいろ)という人が書いてます。

推し活はすぐそこに

推し、がいる人はいいよなぁ、と常々思う。 アイドルとかキャラクターとか、人物に限らずコンテンツや物に至るまで自分の「推し」がいるのはさぞ楽しいことだろうな、と羨ましくなる。 『推し、燃ゆ』は内容も文章もすばらしい小説だったし、この作品が「推…

※これは個人の感想です

SNSのおかげで個人の意見が拡声性をもって発信できるようになり、これまで注目されていなかったおもしろいものや問題がクローズアップされるのは大変ありがたく、誰しもがなろうと思えば革命家にでもなれそうな時代なのだけど、あまりにも個人の声が拡大され…

一度流れた涙は戻ってこない

月曜日、在宅勤務だったのだが、朝から動悸が治まらずひどく朦朧とした気分だった。肩がひどく凝っていて、胃がキリキリと痛む。 原因ははっきりしている。 仕事がつらいのだ。 それでもなんとか、自分を騙しながら、すこしずつ業務をやっていた。 大丈夫だ…

光と陰

転職活動でひとつが最終選考の結果待ちになっている。 面接の手ごたえも悪くなかったし、脈は充分にあるんじゃないかと思っている。 だが、転職の先輩である妻に言わせれば「あまり期待はしない方が良い」と目を曇らせる。 というのも、妻は転職活動をしてい…

梅酒と夫婦と夏

今年も梅酒を漬けた。 去年は青梅だったので今年は南高梅だ。どう違うのかはよくわからないのだが、南高梅の方が甘く、深いらしい。 また、去年はプラスチック製の容器を使ったのだが、それだと気密性が低いため水分が蒸発してしまうらしく、たしかに酒の減…

本を探してます

初めて読んだ本をあなたは憶えているだろうか? 私は憶えているし、また、憶えていない。 小学1年生のとき、図書室で初めて借りたその本は、自分だけで最初から最後まで読み切った初めての本だった。絵本とか紙芝居じゃなく、誰かの読み聞かせじゃなく、自分…

謎のフルーツサラダ

好きだった給食のメニュー Oisix特別お題キャンペーン「好きだった給食メニュー」 by Oisix(オイシックス) じつは昔、小学校に通っていたことがあって、なんと6年間も通い詰めたのは意外に思われるかもしれない。 そのときの貴重な経験として「給食」は語…

知らない星座を見て名前を当てられる人はいない

星座は88ある。 88もあってどうするのかまったく想像がつかないのだが、「必要があって88作った」というよりも「なんか気付いたら88できてた」という解釈の方が合っている気がする。 大昔の夜空は闇を遮るものなどなく、さぞ美しい星空を拝めたこと…

一喜一憂

転職活動をしている。 転職活動は通常の就活と同じように、基本的にはエントリー→書類選考→面接 という流れをとる。 エントリーの段階で履歴書や職務経歴書や志望動機を提出したり、WEBテストを受ける場合もある。 「貴社に入りたいです」 「よござんす。入…

結婚した

学生時代から付き合っていた人と結婚した。 いま私の左手の薬指にはプラチナのリングが、まだ自分の居場所を決めかねるように嵌められていて、それは春の小学一年生がランドセルを背負っている姿や18歳で初めてスーツを着た青年の恥ずかしいような相貌を思…

初面接

書類選考がすすんでいた会社の一次面接に行ってきた。 働きながらの転職活動って普通にしんどくて、日中の業務を終えてから夜に面接が執り行われるので業務中はソワソワして落ち着かないし、急な仕事が入って面接に間に合わなくなったらどうしようとかそんな…

焼いちゃった

月曜日ってほんとうにつらい。転職活動を始めてからさらにつらくなった。 ストレスで頭の奥がずっと痒いような不快感があるし、胃がキリキリ痛んでいる。口が臭い。性欲がない。 夕方ごろにふと、今夜はホットケーキを焼きたいな、と思った。 こんな雨の月曜…

くさいくさいくさいくさい

日曜の昼さがり、窓を開けていたら「ぷ~ん」とニオイが漂ってきた。 肉か魚が腐るようなニオイだ。 おれがハエだったら好みだな、などと楽観して窓を閉めどうせ隣の世帯がベランダに生ごみでも放置しているのだろう迷惑だなカラスに荒らされてしまえなどと…

転職活動のきつさは転職活動でしか救われない(こともない)

転職活動をしている。ふつうに働きながら転職活動をするのはきついし、日々経るごとに仕事に行くのがつらくなっていってる。心と体がバラバラになっていく感覚というのかな、すっかり心が離れているのに今の仕事へ行く無意味さみたいなものを考えてしまう。…

回転寿司を「浴びる」

金曜の夜、仕事終わりに彼女と待ち合わせて回転寿司へ行った。 着席後、とりあえずビールを注文し、目の前を流れてきた「つぶ貝」を手に取る。たまたま目の前を流れてきたのが「つぶ貝」だっただけで、絶対に一皿目は「つぶ貝」がいい!なんてこだわりはなく…

選択的不自由ランチ

会社へ行く日は毎日同じものを昼食に食べる。 蒙古タンメン中本の「辛旨飯」と調整豆乳とサラダチキンバー、それからゴミをまとめるビニール袋3円でぴったり500円に収まる。 どれも好きというよりかは半ば義務的、いや、選択的不自由と言った方がいいかもし…

排水溝に人生を狂わせられてはいけない

洗面所の排水溝が詰まった。 高級バリスタの丁寧なドリップのように少しずつ流れていく汚水。ごぽごぽ音を立てるさまは「早急になんとかしないとこれから身にかかる不幸は計り知れないぞ」と地獄の底から警告されているみたいで恐ろしい。 なんでこんなこと…

『わたしを空腹にしないほうがいい』/ハンバーグを焼く/救い

くどうれいん さんの『わたしを空腹にしないほうがいい』を読んだ。 休みの日に読むにはうってつけのエッセイ集だった。 くどうれいん さんの作品を読むのは『氷柱の声』以来で、その小説はかなり気に入ってる。2作目に読んだ今回のエッセイもだいぶ気に入…

転職すると決めた

4月くらいから会社に行く前に吐き気がすごくて、朝ずっとえずいてた。 なんか花粉とか病気とかなのかな、と思っていた。仕事中もずっと続く頭痛に苦しみバファリン中毒気味で近頃は薬が効かなくなってきている。ふつうに病院行った方がいいかもしれない。 …

自販機のサムゲタンを食べてみよう!(鳥一代)

休日になんもやることがなくて散歩していたら、面白いものを見つけました。 自販機でサムゲタンが売ってたのです。 サムゲタン(参鶏湯)は、朝鮮料理の一つ[1][2]。鶏肉の中に高麗人参、もち米、松の実等を詰めて煮込んだ料理。薬膳料理や補身料理(ポシン…

目黒寄生虫館へ行こう

目黒にある寄生虫館という施設に行ってきました。 これはなにかというと、目黒という場所にある、寄生虫を展示している、博物館です。 GWに実家に帰省できていないその罪滅ぼしのつもりで一人行ってきました。帰省虫ってか。 www.kiseichu.org 天気晴れ、風…

コンクールが終わっても

ちょっといい話があるのでひとつ。 皿洗ってるときって漫画とかだとよく鼻歌を歌ってるシーンが描かれるが、実際はそんな歌う感じじゃなくて、私の場合は結構黙々と、地蔵を磨くかのように真摯な態度になってしまい、逆にそれ以外の時はけっこう歌を歌ったり…

中途半端者を救いたい

あの~、なんか私って、中途半端なんですよ。 「君は半端だね。徹底してないし熱意もない。成績を見てもそう。落ちぶれてもいないし特筆すべき点もない。そういう人間なんだろうな。文章を見てそう思った」というのは、大学卒業をかけた卒論面接で教授からい…

さよなら「まちかど情報室」/チェアリング協会/文明開化

NHKの「おはよう日本」のイチコーナーに「まちかど情報室」という有難い特集があって、その名のとおり、巷で話題のことや話題になりそうなことを取り上げて共有してくれるので毎回発見があって世間知らずの私には面白く、これの視聴を人生至上の楽しみとして…

3月15日の雑記「ストレス発散」

のび太くんがブログをやっていたとして、日頃の仕事に追われて書く時間が取れなかったり、心がキツくなって書く余裕がなくなったらドラえもんに「ドラえも〜ん!ブログを書く余裕がないよ〜!」と泣きつくだろうか。 そうなったらブログなんてやめてしまえよ…

KFCマウンテン・ブレイクダウン

ロックンロールにおいて最も大切なことはなんだね?とカーネルサンダースは僕に言った。 昼下がりにふらりとKFCに立ち寄った僕にとってそれはあまりにも唐突なことだったからはじめは呆気に取られたけれど、まぁ、カーネルサンダース人形ならお喋りくらいす…

言葉が自分のものになるとき

言葉、言葉、と簡単に言うけど、言葉は自分のものにならないと使えない。 感覚的な話になってしまって申し訳ない。論理と合理を求める拙ブログにおいて。 「言葉が自分のものになる感覚」ってあると思いませんか? あるんですよ。 なんだろう、単語の意味を…

読書離れ期

基本的に本を読むのは好きで、多いと月に10冊は読むのだけど(読書家としては多くない数だ)、少ないと月に3〜4冊になる。 明確に、本を読めなくなる時期がある。 文字を追う集中力がなくなり、読んでるとむしろイライラしてくる。なんで文字を追わないと先へ…

資格試験を受けたし、多分受かった。

今週のお題「試験の思い出」 先日、資格試験を受けた。 けちって3年前のシラバスの教科書で勉強していたので、試験には明らかに初見と思われる用語が乱発されてまったく要領を得ず、ほとんど神頼みみたいなかたちで問いに答えた。4択で良かった。 自己採点…

戦争に関する二つの話

「外交的手段としての戦争」というものがあると知ったのは受験生の頃だった。 予備校の先生がやや思想強めの人で、戦争(武力)は外交の最終的な手段であり、取引を優位に進めるための道具だ、と毎回の講義で弁を振るっていた。そこから話は憲法九条のことと…