蟻は今日も迷路を作って

くだくだ考えては出口のない迷路に陥っている

フィクションにしか存在しない幻の生き物:オタクに優しいギャル

オタクに優しいギャルが話の主軸となっているマンガを読むと全身の毛穴が粟立つ呪いにかかってしまった。 なんつーか、自身の「性欲」をギャルのマインドとオタクくんのマインドの落差で隠そうとしているのがまず気色悪い。「性欲」をストーリーには絡めない…

成長を感じる

新人の仕事をみている。 その仕事内容は以前にも私が担当したことがあり、それなりの成果をあげることができたので、私は上司と共に新人の面倒をみて、随所でダメ出しをしたり、改善案を出したり、褒めたり貶したりしている(貶すことはない)。 新人の作った…

旅館の概念の匂いがするアロマを欲しい

仕事中、これは夕方だったが、どこからか「旅館の概念」の匂いがした。 その瞬間、思い出したのは、 旅館のスリッパだ。 旅館のぶかぶかのスリッパ。廊下の深紅の絨毯を摺り歩く感覚。 自分の靴下とツルツルのスリッパの親和性が低くてめっちゃ歩きづらいん…

向かい合って座るタイプのカウンター

東京駅には星の数ほどの飲食店が入っている。 改札外に飲食店街があるというのはまぁわかるんだけど、東京駅は改札内にも無数の飯屋が軒を連ねており、しかもどこも混雑している。ちょっとした居酒屋みたいなものやオイスターバーなどもあって、さすが天下の…

『インターステラー』好きすぎる

好きな映画を5本あげて、といわれたら『インターステラー』は必ず入る。他に入る映画は『リトル・ミス・サンシャイン』『シン・ゴジラ』『AKIRA』あと一つはなんだろうってかんじ。 先日久しぶりに鑑賞したら、前半の1時間半くらいでもう涙が止まらんくなっ…

金沢で食べた寿司の概念を超えた寿司

金沢に旅行してきた。 北陸新幹線に乗り、一泊2日。新幹線は5〜6年に一回しか乗らないので、東京駅の改札で毎度戸惑う。切符を2枚入れてもいいのか、パスモはいつピッてすればいいのか。同じように戸惑っている人が改札口でだんご状に固まっていて邪魔なこと…

腰の痛みの理由

なにげなく米袋を持ち上げようとしたところ、腰をレイピアで突き刺されたかのような痛みが走った。咄嗟のことにその場にひれ伏して、声を出せなくなった。 妻は傍らで爆笑していた。 私も笑っていたのだが、ちょっと笑えない痛みだぞ、とも思っていて、立ち…

おれはアイドルになれない〜Juice=Juiceの日によせて〜

Juice=Juiceが、好きだ。 ちょっと生活に支障をきたしてるくらい好きだ。 「生活に支障をきたしてる」なんて言うとメンバーが心配するかもしれないので、これ以上は言わないけど、とにかく、それくらい好きだ。 好きすぎて、夢を見た。 自分がJuice=Juiceに…

初めて宮本佳林さんのライブに行った

ここ3か月くらい、私たち夫婦で夢中になっているアイドル。 Juice=Juice。そして、宮本佳林さん。 宮本佳林(みやもと・かりん)さんは2020年にハロプロのグループJuice=Juiceを卒業し、2021年からはソロでアイドル活動をしている。 昨日(2023年10月7日)…

NHKに思うこと、CMに思うこと、など

NHKの受信料をきちんと払ってる。 NHKは受信料をきちんと払うことで、番組内容が格段に面白くなる。 街を歩くときも「おれはNHKの受信料をきちんと払っているんだぞ」と威風堂々、肩で風を切ることができる。 NHKの受信料を払うといいことがたくさんある。 …

田原総一朗流 目玉焼きが旨い

まずはこの動画を見ていただきたい。 ジャーナリスト・田原総一朗氏の朝食のルーティン動画である(1分くらい)。 youtu.be 100万回再生を超える人気動画だ。 紙と本の山の中で、独自の哲学を持った朝食を変わらぬルーティンで食べる姿は、食べるというより…

牛丼屋に手を引かれて

もう5、6年前だろうか。牛丼屋で食事をしていたある夜のことだ。 19時くらいの牛丼屋はそれなりに混雑していた。 「チーズ牛丼一丁」とか「並、たまご」とか「味噌汁きてないぞ!」とか「カエのしょうがください」とか「オレンジジュースをこぼした」とか…

冬瓜を食す

冬瓜はスーパーでよく見かけるものの、一度も食べたことがなかった。 だから当然、調理したこともない。 やたらと安く売ってる瓜。 それが冬瓜への印象だ。 瓜、と聞いて皆さんはなにを思い浮かべるだろうか? 瓜はメジャーな野菜のくせに、その実態は多岐に…

ディズニー帰りの人は京葉線の何駅で耳のカチューシャを外すのか?

先日、京葉線に乗った。 京葉線といえばディズニーランドのある舞浜駅を通るJR線である。あとの特徴としては、東京駅においてもっとも辺境かつもっとも地下深くにホームがある、謎の路線である。 東京方面へ向かう列車に、ディズニー帰りの人々が乗り込んで…

自戒の球体

職場に、オブラートな表現をすれば貫禄のある、単刀直入に言えば すげ〜デブな人がいる。 いや、いた。 先日、退職した。 その人には、関節と呼べる「節」が体のどこにも無かった。太りすぎていて関節を肉が埋めていたのだ。 背が低いこともあってだろうか、…

YouTube広告の難しさ

YouTubeで流れる広告は、99%、憎まれる宿命にある。 その理由は単純。クソだからだ。 私たちはただおもしろ動画をぼーっと見ていたいだけなのに、広告は白けるタイミングでいきなり入り込み、まったく興味のないことを大声で恥ずかしげもなく喚いてのたうち…

バルミューダによるパン革命

我が家にバルミューダのトースターがやってきた。 旧式のタイプで値下げされていた。 バルミューダのトースター(以下、バルミューダと呼ぶ)の評判は前から知っていた。妻が実家で愛用していたため、その逸話には枚挙にいとまがなかったのである。 おおよそ聞…

齋藤のY 、虐殺のE

漢字にアルファベットが入ってると変な感じがする。 たとえば「齋」にアルファベットのYが入ってることに、皆さんお気づきだろうか? お気づきでないなら、今じっくり見て気づいてほしい。 でっかくしてやるからよく見てくれ。 齋 そして違和感に直面してほ…

フルーツが好きな人は読まないでください

タイトルにもあるとおり、フルーツ好きな人は読まないでください。フルーツへのヘイトスピーチが書かれています。具体的には、本物のフルーツよりも加工品やグミとかの方が美味しいよね、って話です。この記事は誰かを傷つける可能性があります。それはあな…

人間はブログを書く生き物です

特別お題「わたしがブログを書く理由」 ブログを書くことに理由なんていらない。 歩くことに、食べることに、眠ることに、恋をすることに、呼吸をすることに理由がいらないのと同じように。 だいたいにおいてこういう類のものの「理由」はやっているうちにあ…

妻の言霊

妻は不思議な女の子だ。 もう女の子という年齢でもないのだけど、万が一ブログを見られたときに「妻は不思議な女だ」と冒頭に書いてあるよりも「女の子」としていたほうがのちの言及を避けられる可能性が高いので、女の子、とした。ご理解とご了承のほどをお…

読書するにも/それって愛なんよ/たこ焼き

読書ができてない。 仕事関連の書籍を読むので手一杯というのもあるけど、本を読むのって体力というか、精神力も結構いるよなと思うもので、つまり体力も精神力も落ちてきているのである。 仕事が忙しく、まさしく心を亡くした日々の渦中にいて、ぶっちゃけ…

うちのインド像がご迷惑をおかけします

なにかの、どこかで、目にしたのだが、キリンは自宅でペットとして飼ってもよいらしい。 家にキリンがいたら夢があるけど、実際問題、と言えるような問題がその夢には積載されまくっていて、キリンを飼うよろこびよりも、大変さのほうが大きくて、夢の半径を…

海はいつから眺めるもの?

海はいつから眺めるものになっただろう。 子どもの頃は、子犬と一緒に海水浴をしていたもんだ。 そのうち海に入らなくなって、もっぱら砂浜で犬と走ったりボールを投げて取りに行かせたりしていたっけ。私はきれいな石を集めるのが好きだった(ぜんぶどこにい…

記憶は「引き出す」ものか

「頭の引き出しに入ってる」って表現がある。「記憶の引き出し」とか「言葉の引き出し」なんて使われ方もする。 たとえばあるなにかひとつをすぐに思い出せる人が「頭の引き出しの手前に入ってて」と言うことがある。 なにかを連想するときに、頭の引き出し…

雑然と、夏

わけあって地元に帰っている。 普段は東京住まいなのだが、故郷は神奈川の海沿いの街だ。海しかないし、物はよく錆びるし、ガラも悪いしあまりよい街とは言えないかもしれないけれど、たまに帰るとなんだかんだ海があるというだけで素晴らしいことだなと思う…

こっくりと、ぽっくりと

最近の私は落ちるように眠っている。 ベッドに入ったら30秒以内に眠りの湖の底にたどり着いている。 眠れないよりかはずっといいけど、なんだか怖い。ほとんど気絶みたいなのだ。 だからといって深い眠りというわけではなくて、しょっちゅう怖い夢を見てはう…

言葉を考えた人天才だろ

言葉というものについて考えていくと「卵が先か?ニワトリが先か?」に似た問題に直面する。 普通に考えて、たとえば石という「物」が先にあって、その物体を指し示すために、"石"という「言葉」が生まれたのだろうことはわかる。 それじゃあ、"石"と名…

編集者になって

仕事が全然終わらない。 書籍編集という仕事は自分の裁量である程度忙しさをコントロールできるものの、どうしても書籍発行という締め切りが設けられているため、ギリギリになってくるとひじょうに忙しくなる。 よく著者やイラストレーターが「締め切りがや…

なにもかもがこの暑さのせい

とくに書くことなんてないな、という日々を送っている。 夏休み4日目も何の予定も入っておらず、朝早く起きて、本を読み、YouTubeを見ていたら昼になったのでコンビニに行ってテキトーになにか買い、昼食を食べたら昼寝をして、15時か16時になっている。 こ…