蟻は今日も迷路を作って

真面目な話からそうでない話まで。本当の話から嘘の話まで。蟻迷路(ありめいろ)という人が書いてます。

言霊パワー

 言霊(ことだま)って確かに存在する。
 えっ、どうしたのいきなり、スピリチュアル系に目覚めたの?って読者の皆さんは私を馬鹿にするだろうが、頭の中お花畑の蟻迷路は幽霊も宇宙人も未来人も信じているので、言霊くらい一般教養として、信じるも何も、存在しているのだから疑う余地ないじゃないですか、と思っているのでご安心を。
 言霊を知らない人のために説明すると、口に出した言葉はいつか実現してしまう力があるという摩訶不思議な現象のことだ。そんなことあるか?と思ったでしょ。あるんです。

 私は言霊を一切疑わず信じている。言葉を口に出せばなんとかなると常日頃思っている。明日提出のレポートがあってまだ参考文献を揃えていなかったとしても、「なんとかなるや~つ」と言葉にすれば、たいてい何とかなる。何とかならなかったことは今まで数回しかない。これはひとえに言霊パワーのおかげだ。
 しかし、すべての言霊がなんとかしてくれるわけではない。
 たとえば、私はヒョロガリで筋肉が欲しくてたまらないので、毎日のようにゴロゴロしながら「筋肉がつきますように」と言葉にしているのだが、一向に筋肉がつかないばかりか、長時間座っていると腰をいわすようになってしまった。
 また、大学受験の時も勉強はしなかったが「W大学に受かりますように」って毎日真面目に唱えていたのに、結局受からなかった。
 なぜだろう?
 
 なんか嫌な予感がする、と口に出さずとも、言葉として思ってしまうだけで実際に不幸に見舞われたり、急に腹を下すことが私はよくある。風邪ひくかもな、と一瞬でも本気で思ってしまったら、なんの予兆がなくても翌日から寝込む。
 不思議だ。
 悪い予感ばかり的中する。
 たとえば、何かの懸賞に応募して、自分は絶対に当たるな、これは間違いない、と言葉では言っていても、一瞬でも心の中で「あかん100%外れるわ」と思ってしまったら、懸賞は絶対に外れる。
 不思議だ。私は悪い予感を的中させる嫌な才能がある。他には、平日の昼間からなんの罪悪感もなくビールを飲める才能がある。それくらいだ。

 何が言いたいかと言うと、言霊って心のパワーが必要なんじゃないかってことだ。強い怨念じゃないけど、動物的な確信にも似た「絶対こうなるぞ」っていう強い予感、気持ち。それがないと言葉に魂が宿らなくて、言葉は実体になって戻ってこないのではないか。
 私に筋肉がつかないのも、浪人してしまったのも、強い気持ちがなかったからだ。もっと強く念じればよかったのだ。
 言葉に魂が宿る。だから「言霊」なんだなぁ。

 ちょっと前に自己啓発本で「引き寄せの法則」っていうのが流行った。これは「大物になれたらいいなぁ」ではなく「絶対に大物になる。10年後には大物になっている」と、未来を確定事項として言葉に出し、さらに「大物になった俺は10年後にはポルシェに乗って銀座を走ってる」と具体的な確定事項(仮)を言葉にすることで、自己暗示のようなものをかけ、その目標(未来の確定事項)に向かって突き進めGOGOって法則だ。引き寄せの法則」が書かれている自己啓発本を一冊も読んだことがないのでよくわからないのだが、たぶんそんな感じだろう。
 これも一種の言霊である。
 やっぱり、強い意志が必要なのだ。

 私の心の力はマイナスなことにばかり強さを持っているので、マイナスな言葉には魂が乗りやすく、そのためマイナスな言霊が発現しやすいのだろう。だから良いとされることや成功よりも、失敗の方に言霊は力を出してしまうのだ。
 ふざけてやがる。
 でも、ということは、プラスでポジティブで明るい心の力を持てば、言霊パワーで人生の羽振りが良くなって毎晩パーティを開き、札束を灯りにして「どうだ明くなつたろう」って女中の靴探しを手伝い、や~ん素敵ぃ~!そうなるに違いない。

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 前澤某社長よりも先に月へ、いや、火星へ行けるんじゃないか。行ってやるんだおれは。行くぞ行くぞ行くぞ~っ!!

 


 はい。