蟻は今日も迷路を作って

真面目な話からそうでない話まで。本当の話から嘘の話まで。蟻迷路(ありめいろ)という人が書いてます。

近狂・偏狂

    くことがないので(正確に言えば書くことはいくらでもあるのだが、書きたいことがない)、雑多に近況でも書く。

 

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    記事タイトルは村上春樹のエッセイ『辺境・近境』のパロディのつもりだ。

    もちろん、読んでいない。

 

 

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    私はトンネルが苦手である。

    長くて大きな音のするトンネルは厳しいものがある。怖いのではなく、なんか気持ち悪くなり、悪寒がし、禍々しい気持ちになる。憎悪すら抱く。

    東京を走る京王線という鉄道は、終点新宿が地下にあるため、その前の笹塚駅からトンネルに入る。このトンネルはこの世で一番嫌いなトンネルで、長さ、音、思い出、何もかも最低なトンネルだ。

    50%の確率で、このトンネルに入ると私は軽い貧血気味になり、泥酔していた場合は到着して駅のトイレで吐くこともあった。

    あのトンネルは多分、人死があったのだろう。私の気分が悪くなるのは怨霊のせいだ。

    建設中に不幸な事故があったり、あるいは昭和初期の鉱山トンネルのように、病気になった工員を生きたまま埋めて文字通り「人柱」にしてあのトンネルを作り上げたのだろう。許せない。人権侵害だ。

 

    地下鉄も苦手で、乗ったらできるだけ寝るように努めている。寝てても、多少の気分の悪さはある。

 

    なんなのだろう?

    トンネル、人死多すぎでは?え?そうじゃない?

 

 

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    会社のマシン室と呼ばれる、精密機械のある部屋を紹介してもらった。

    貸出用のノートPC、サーバーラック、ルータ、プリントマシン、その他ありとあらゆる機材、ダンボール、などなどが雑多に保管されており、はっきり言ってどこに何があるのかよくわからなかった。

    紹介してくれた上司もわかってなかった。

「なにか取ってきてと言われたら、必死に探すんだ」「蟻迷路がマシン室マスターになって、掃除してくれ」「地震きたらヤバイんだろうなぁ笑」

    万が一何かあって、首が飛ぶのはこの上司である。しかし、腹の太い声で、はっはっは、と笑うと、以上、戻れ、と言われて私はデスクに戻った。

 

    いい上司だと思う。今のところ。

 

 

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    東京って、冗談ではなく、可愛い子がめちゃくちゃ多い。女子高生のレベルが異様に高い。

    なぜだろう?

    いいもの食べてるから?文化レベルが高いから?美意識が高いから?人口の母数が多いから?

    全部なのだろう。

 

    都会なんだなぁとつくづく思う。街によって人々のファッションが異なるのも面白い。下北沢、原宿、渋谷、新宿、丸の内……。街の交差点は文化の衝突地点でもある。

 

    東京はぜったいに楽しい。 

    たしかに人々は冷たいかもしれないけど、冷たいのは田舎から出てきた田舎者が所詮東京人になれていないから冷たいのであって、戦前から東京に住んでいるような人たちは冷たくない。上京した孤独者が冷たいのだ。

 

    東京にいれば世界中のものがひとまず手に入る。日本の最先端がここにある。

    世界中の食べ物がある。だから、旅先の名物も「東京にあるしなぁ……」となるので悲しい(食べるけど)。

 

    東京にないのは、閑散だけだ。

 

 

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    業務が始まってから、と言ってもまだ2日目だけど、定時にはクタクタになっていて、昨晩は21時すぎには寝てしまった。

    慣れるまでこんな感じなのだろう。

    充実してるよ、毎日。

    

    私は元気です。