幸運にも、新人ゆえに残業をしないで済んでいる。
月10時間いかないくらいだ。
だから、一日で2時間くらい残業するとへとへとになる。
このブログを読まれる数多の社会人の先輩方にとっては、なんて羨ましい奴だろうと思われるだろうし、舐めてんのか若造とも思われるだろう。
じっさいに若造だからしょうがない。
残業代を稼ぐよりも、私ははやく帰って自分の時間を持ちたい派だ。
仕事の時間が長引くほど、一日の半分しかない自分の時間は削られる。そのうちのさらに半分以上は眠りに費やさなければならないから、定時で切り上げてもプライベートで自由に使える時間というのは6時間もない。6時間のうちにブログを書いたり、小説を書いたり、エロいことをしたり、そうではないことをする。
今日は2時間の残業をした。
PCの画面を睨み続けたおかげで目がしょぼしょぼするし、肩がこるし、頭が痛い。脳みそをフル稼働させていたので思考が巡らない。
職場を出てから、気分が悪くなった。脱水症状みたいに手足が重くて、胃から苦いものがせり上がってきそうになる。あとから気付いたが、極度の空腹だったのだ。血糖値が下がり、眩暈がした。
空腹は不幸だ。
いちばん悲しいことだ。サマー・ウォーズの栄おばあちゃんも言ってた。
私の場合、空腹だとものすごくネガティブな気分になる。自分はどうして生きているのだろう、死ぬために生きているのだろう、どうしようもない圧倒的孤独感が心の穴を広げて奈落を見せる。すべてが憎い。
改札口ですんなり通れない輩を前にすると、蹴り上げて舌打ちしたくもなる。目に障る人間を粛正したくなる。駅構内で叫びたくなる。
そういうときは、だいたい空腹のせいだ。腹が満たされるとネガティブは影を潜め、心の奈落の穴は狭くなって見えにくくなる。ある意味幸せな人間なのかもしれない。
たぶん、電車の中で態度が悪い人や舌打ちをする人間は、空腹で疲れているのだろう。
20時半、自宅最寄りのコンビニで弁当を買う。ビールを3本とアイスを3カップ買う。
家に帰り、弁当をチンして、その間にビールをすする。空腹にビールが沁みる。胃が痛い。
弁当を食べながらラグビーを観戦する。ラグビーは多種多様な反則がある。こんなに反則を考えられるなんて、人間はろくでもない。
弁当を食べ終えて、自室に入り、PCを立ち上げる。
ブログを書くためだ。よくやるよまったく。これを書かないと私は仕事に一日を奪われた気分になって、よくない夢を見る。自分のために書く。
最初の意味段落を書いたところで、急激な眠気に襲われた。自分が何を書こうとしているのかもよくわからない。私は眠りに落ちる前に、このブログを書き終えることがで