蟻は今日も迷路を作って

くだくだ考えては出口のない迷路に陥っている

文字数多いのではないか問題

  自分のブログが好きでよく読み返してはスクスク笑っているのだけど、いかんせん文字数の多いのが読んでて疲れる。

 平均文字数は1200字くらいだろう。

 ときには3000字を超えるものもあって、小レポートの様相を呈す。

 長すぎである。何をそんなに訴えたいことがあるのだろう。筆者はおそらく、日ごろは口にしないことで胸の中が煮えくり返っていて、それを不特定多数の者に文字としてぶつけるのが愉快でたまらないに違いない。

 

 1200字というと、読むのに3分くらいかかるだろうか。

 そんなかからないか。2分くらいか。

 わからないけど、この時間に追われている人生の中で2分というとそれなりの時間だ。みぞおちを刺されてから死ぬまでにかかる時間と同じくらいだ。

 そんなに読者諸賢の時間を奪っていて大丈夫だろうか?罪なんじゃないか?

 たとえば有意義な2分間の講話から知識や知見を得ることができるならばその時間は罪ではなく恵みであるけれども、私のブログの場合、多くの内容は愚劣を極め、欲望と自尊心を隠すことがなく、まるでカラスが羊の真似をしているみたいに意味の無いものばかりである。文章にしたってこのようなろくでもない比喩が散見されるほど拙い。

 どんなに愚かでつまらない内容であっても、読ませる文章、魅せる文章であれば、それは読む快楽に昇華されて文芸作品ともなるものであるが、私のブログの場合、皆まで言うまい。

 文章と同じく思考も散文的、研鑽されておらず論理性に乏しい。

 

 私はどうしたらいいのだろう?

 

 もうすこし短くまとまった、オシャレで有意義な、そんなブログを書くべきだろうか?

 

 と、悩んでもいないのに悩んだふりをしているが、この答えは、NO、である。

 私は私の書きたいように書けばよろしい。

 なぜなら、このブログは、自分が楽しむことだけを目的として書いているからである。また、無理にでも毎日文章を書くことで自分の時間を持とうという目的のためである。

 私は薄志弱行、精神的に向上心の無い莫迦者なので、誰かに見ててもらわないと趣味の継続すらままならない。だから駄文でも世間様に晒すことで継続しようとしているのだ。

 

 私は私を褒めてやりたい。

 毎日毎日書くことがないのにカスみたいな脳みそをさらに絞って一滴でもなにか妙案はないか考えて、やっと出てきた一滴の濁り汁から話を膨らませて1000字以上文章を書いている。

 なにがしたいんだこいつは。

 だけど、楽しく頑張っている自分を褒めてやろうじゃないか。

 才能じゃないか。一滴の絞り汁から話を膨らませてとりあえず文章を書けるというのは。

 

 ほめて伸ばすタイプ。

 なによりも偉いのは、日々読んでくださっている読者諸賢、皆々様である。

 ありがたいです、ほんと。

 

 ガラにもなく今日の内容がこんなかんじなのは、300記事を超えた記念ということでご勘弁願いたい次第。

 よしよし、こうして今日も1200字書いたぞ。