今年は蚊が少ないらしい。
というのも、あまりにも気温が高いために蚊が生きていける環境ではなくなってしまい、死滅したのだそうだ。
サンキュー、温暖化。
蚊は少なければ少ないほど良いとされている。
たとえば蚊が絶滅したらどのような悪影響が環境に起こるのか、私には到底わからないが、おそらく因果は巡り巡って人間の営みにも支障をきたすことになるのだろう。
だがマラリアやデング熱を媒介し年間数万人を葬っているかの実績と比べたら、絶滅して環境がおかしくなる被害とどちらが影響が深いか、比べるまでもない。
蚊はぜひとも絶滅すべきである。
去年の夏にも書いたが、私は蚊に刺されやすい体質だ。
恋人といると、私が「虫寄せ」となって、恋人を蚊害から守ってあげられる。
体臭か、体温か、原因は不明だが、とにかく蚊に喰われやすい。
とくに足首をよく刺される。
なぜなのかはわからない。
先日も両足首を刺されてしまった。驚くべきことに、私はその日は長ズボンを履いていた。
足首のあたりがチクチクしたので、そっと裾をめくってみたら、膨らんだ蚊が夢中になって足首を吸っていた。すぐさま殺した。なんの慈悲もない。二度と、生まれ変わらないでほしい。宇宙から消え去ってほしい。そう念じて、蚊をはたいた。
私の血を吸いすぎて体が重くなっていたのだろう、動きが鈍く、真っ赤に染まって蚊はぺしゃんこになった。
なぜ足首なのか?
なにか特殊な、蚊を引き寄せる香りでも出ているのだろうか?隙だらけなのだろうか?
腕や首ではなく、足首を刺していく。
足首は刺されるとかなり痒くなりやすい。日中は我慢していても、就寝中に無意識に掻き毟っているらしく、寝苦しいばかりか、起きたとき手に掻き毟った皮膚の血の跡がついていて最悪だ。
足首を刺されるとめちゃくちゃ痒くなるのは、皆さん、同じなのでしょうか?
というか、足首ばっかり刺されるのは「あるある」なのでしょうか?
ふくらはぎとか、ほかにも刺せる場所があるにもかかわらず、足首を狙う蚊の魂胆とは?
蚊の少ない今年、まったく蚊に刺されていなかったのに、初刺されの箇所がやはり足首で、毎年の事ながら辟易する。しばらくは痒みで寝苦しい夜になる。
蚊の皆さんには、ぜひ、絶滅していただきたい。
血を吸うなんてやめなさい。みっともない。
自慢じゃないけど、蚊を殺すときは躊躇しない。
殺す、とも思っていない。
殺すとは、生のある者からその生を略奪することであり、一般的に生き物相手に使用される。
私は蚊を生き物とも思っていない。害、でしかない。
害を排除している、という意識だ。
毎年、蚊の皆さんには提言しておりますが、ぜひとも、絶滅していただきたいものです。