Twitterのアカウントはもともと140字小説を書くために作ったのだが、いつしかそれも書かなくなって専らブログの更新を伝えるアカウントとなり、たまに呟けば箸にも棒にもかからないようなくだらないことばかり、しかもほとんどは嘘ときているのでこれはもう、アカン、と覚悟を決してアカウントを削除した。
さようなら、蟻迷路。
2021年10月23日午前6時ごろ、寝ぼけ眼でアカウントを消した。
前日の夕方にこれまでのツイート(8900ツイートくらい)を全部消し、フォロワーに「このアカウント消すからね」と告知した。
ありがたいことに多くの方からご挨拶の言葉を頂戴し、中には寂しがってくれた人もいて、温かく無事に終えることができた。平和的にアカウントを運用できた証だ。
多くの人に支えられてTwitterの蟻迷路がいたんだと恥ずかしながらその時になってようやく実感できた。
ほんとうにありがとうございました。
仲の良かったフォロワーがある日忽然と姿を消していた経験が覚えているだけでもいくつかある。
今でも時々、あの人はいまどうしているだろう、生きているのかどこかで元気にやっているのかと心配になる。ブロックでもなくなにも残さずアカウントが消滅していると、最初から私たちの間にはなにも無かったんじゃないかって寂しくなる。そのラフさがインターネットの良いところでもあるのだけど。
インターネットにも温度はあるわけで。
自分が寂しい思いをしたので、私はちゃんと消す告知をした。
本当は、このブログも消そうか迷っていた。
なにせ脅威とは過去からやって来る。私が昔に書いたなにかマズいものが後になって表出して首を絞めるかもしれない。気を付けて書いているつもりだけど、どうも過去の自分は信用ならない。最近その夢ばかり見る。過去の自分の記事が毒蟲になって私の身体を這うのだ。
もう消そうと思って、記事を全件エクスポートした。
はてなブログは.txtファイルのMT形式という構文に基づいたデータになって一つのファイルで全記事がエクスポートされる。しかしこれが、いざ読んでみると文章として読むには支障をきたすことがわかった。
PowerShellやコマンドプロンプトを使ってファイルを記事ごとに分割したかったが、行数が記事ごとにばらばらだしすぐには難しそうで、またMT形式のプログラム言語みたいな部分を取り除く必要もあるが記事ごとに数値が異なるために(中略)(要するに)エクスポートファイルを日記のような形式で運用するのは難しいと結論に至った。
データベース化してファイルを呼び出して読めるようにしたいのだけどその道は長そうだ。
そういうわけでブログは消さないで、不安のよぎる記事やきにいらないものは削除しつつ、はてなブログのフォーマット上で永久に運用することに決めた。
大炎上しない限りこのブログは続けていくつもりだ。
楽しいし。
最後に、これまで書いた140字小説で気に入っていたものをここにも載せて終りとしたい。
お疲れさまでした&これからもよろしくお願いします。