蟻は今日も迷路を作って

くだくだ考えては出口のない迷路に陥っている

陰謀論クリエイター

まざまな陰謀論のほとんどは馬鹿馬鹿しくできていて、どうしてこんなものを信じてしまうのだろう?学がないのか?と疑ってしまうのだが、陰謀論者の中には医者や弁護士や教授などの知的労働者もいることから、なにしも学力と陰謀論は相関関係にはないように思える。

本人の資質というか、環境というか。

人は自分の信じたいものしか信じられないようにできていて、陰謀論を信じることでなにか自分に都合がいいから信じてしまうのだ。

陰謀論に限らず、それは今私たちが信じているもの全てに言える。

それにしても陰謀論を信じられるのは、やや特殊な本人の資質や周囲の環境のせいだと疑わざるを得ない。

 

コロナワクチンの中にはナノマシンが入っていて、細胞レベルで国家に管理されるようになるとか、5G回線もまたそういった類のものであり……といったSF小説じみた陰謀論をよく見た。

陰謀論者にすれば、ワクチンの効果を信じている私たちは盲目的なのだろう。ワクチンの効果よりも説得力に欠ける陰謀論を信じているのはどうなのか、という批判はさておき。

仮にナノマシンがあるとして、ワクチンによってコントロールされるのは、別にいいだろ、と思ってしまう。

SF小説の世界になるなら喜んでナノマシンを体内に注入したい。どう考えても格好良すぎる。

それによって思考までも管理されるようになってしまったら、悲しいけど、でもまぁいいかとも思う。

私は随分前から、もう何も考えたくなどなかったのだから。

 

陰謀論の中には商業的なものもある。

なにか陰謀があって、それから我が身と家族を守らねばならず、対策として効果のあるものを購入させる。

それは直接的にどこかの悪徳メーカー商品の場合もあるし、金属や化学物質などの原材料やまったく意図しない別用途の商品もある。

もしも誰かが陰謀論をでっちあげて、裏でメーカーと繋がりがあり、市場を活発化させようとしていたら、それこそ陰謀論じみていて怖い。

もしくは原材料の転売で稼ごうとするかもしれない。陰謀論者のほとんどはひどく怯えているから、商品訴求力も高いと思われる。

狙って情報操作をしている者がいたとしたら、そいつはほんとうに悪党だ。

 

それはそれとして、自分の創作した陰謀論が流行したらさぞ楽しいだろうな。

人々が発狂し、関係のないことにまで矛先を向け、度重なる偶然に意味を見出し、誰かの呟きに端を発して、自身の創作とは無関係の事象にまで膨れ上がっていく。

陰謀論クリエイターになるにはどうすればいいだろうか?

わからないけど、広告事業なんて手っ取り早そうだ。