蟻は今日も迷路を作って

くだくだ考えては出口のない迷路に陥っている

140字小説まとめ

 チッタルーヤ!

(※【チッタルーヤ】とは、「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」のすべてに対応した新しい挨拶。今考えた)

 

 本日のブログは、私がこれまでTwitterで投稿してきた140字小説で、多くの方から称賛をいただいた作品を、また自分で気に入っている作品を、10作品、まとめた記事になります。

 あとがきではないけど、感想を書いておきます。

 Twitterのフォロワーさんも、初めて読む方も、のんびりお楽しみください。

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 それでは、どうぞ。

 

1.

  幽霊の日、という企画で書いたもの。

 オチまで読んだ後にもう一度最初から読むと、違う読み方ができる。

 悲しくてどこか温かい、とても気に入ってる作品。

 

2.

  はじめて100いいねを超えた嬉しい作品。

 でも異色の作品で、起承転結がなっていないので、個人的には納得していないけど、記念碑的な作品ではあるのだ。好むと好まざるとにかかわらず。

 

3.

  『ママの味』というタイトルの作品。

 自分で書いておいてなんだけど、何回読んでも泣きそうになる。

 彼がどういうつもりでミルキーを舐め続けていたのか考えると……。

 

4.

  『この星のすべて』という作品。

 深いね。海のように。

 

5.

  詩人の本懐、というタグがあって、この日のテーマは「曖昧」だった。

 駅のホームで書いたことを覚えている。

 まだ140字小説を始めたばかりの頃で、20くらいのいいねがついて嬉しかった。

 説明していない感じが気に入っている。感じろ。

 

6.

  『鳥になって』という作品。

 昔、探偵ナイトスクープという番組で、飼い主不明のインコが不気味な言葉を呟くので怖い、飼い主を探してくれ、という依頼があった。それに着想を得た。

 綺麗にまとまった作品だと思う。

 

7.

  『犠牲者』という作品。

 平成ってどんな時代だろう、そこに生きる人々は、特に若者は……って考えていたころ、徳本和広さんという方の「平成の終わりに」という曲に出会って、着想を得た。

youtu.be

 徳本さんにも読んでいただいて、コメントまでいただいて、感慨深い作品です。

 良い歌なのでぜひ聴いてください。平成の終わりに、響く。

 

8.

  『花は咲く』という作品。

 サークルの合宿の帰りに書いた。「花は咲く」という曲を練習していたので、タイトルから連想して。

 伏線がキマってるね。

 

9.

  これは全然いいねが貰えなかったのだけど、詩的で気に入っている。

 ちょうど箱根の彫刻の森美術館を訪れたときに書いたもので、「読む美術館」というシリーズで書いてみたのだ。

 このシリーズはなかなか不評だった。

 完成された作品(彫刻)に作品(140字小説)を重ねるのは野暮だったのだ。

 でも気に入っている。

 

10.

  『親だけは泣いていた』という作品。最後に胸糞の悪いものを。

 でも、考えさせられるね。気に入っている。

 

 

 

 いかがだったでしょうか?

 書き手の癖で、つい登場人物を殺害してしまうのだけど、死んでもらうときには「ごめんね……」って悲しい気持ちでひと思いに殺す。できるだけ死なない方向で考えるのだけど、死ぬときは死ぬ。悲しい。でも、あなたの命のおかげでいい作品になるんだよ……そう思って、殺す。

 こう書くとサイコパスみたいだ。

 

 

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 ありがとうございました。