蟻は今日も迷路を作って

くだくだ考えては出口のない迷路に陥っている

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

闘いの中で成長してる……

最近、職場で褒められることが多い。 どういう風の吹きまわしだろうか。季節の変わり目、皆さん風邪でもひいてるんじゃないか。 一日に一回以上、いろいろな人から褒められる。 「もう1年以上いるみたいだね」 「まだ3か月でしょ?動きが3カ月とは思えない。…

恋人の服選びに付き合う男

自分の服を選ぶことができないのに他人の服を選べるわけがないのだが、先日、私は恋人のショッピングに付き合った。 どうやら、気になってたポーチがあるらしく、その店へ向かった。 なかった。 人気なのだ。 そうかぁ、残念だったなぁ、と言って、私たちは…

ブログのボツネタ集

毎日ブログを書いていて私はこの世の人間の中でいちばん偉いという自負があり、それにしても毎日よく書くことがあるなと自分でも呆れるほどなのだが、実のところ書くことなんて、ない。 慢性的なネタ切れである。 書くことないな……とパソコンの前で頭を捻る…

職場の先輩が同い年だった

私はユーザー先の会社内のITグループに派遣されるかたちで働いているので、ぱっと見はそのユーザー企業の社員だし、ユーザーからも身内だと思われているのだが、実のところ私たちは情報サービスを提供する他企業にすぎない。派遣社員ではないのだけど。 そこ…

こころの潤い

昔は感動して泣くことなんてなかったのだが、最近は感動的なCMやスポーツ観戦ですぐに涙するようになってしまった。 ホルモンバランスの乱れのせいだろうか?妊娠するとホルモンが乱れると言うし、そうかもしれない。妊娠してないけど。 昔はそういう感動も…

キリンの赤ちゃんの死

仕事中、こそこそサボりながら職場のPCでYahoo!を見ていたところ、気になるニュースが目に入った。 旭山動物園のキリンの赤ちゃんが、事故で死んだというのだ。 どういうことだろう。交通事故だろうか。飯塚K三みたいな老人にはねられたのだろうか。意味がわ…

言葉は声に出すと"力"を得る

三連休明けの朝、テンションが高い人間など存在しない。 例に漏れず、私は朝から下痢便みたいな顔して朝食の温泉まんじゅうをかじっていた。まったく飲み込めない。だいたいどうして朝から饅頭なのだ。 こんな思いをするくらいなら三連休なんてなければいい…

お値段以上の価値

私の部屋には本棚が5つあって、すべてが私の本だけで埋まっているわけじゃないし、参考書や辞書やCDも収めてあるので純粋な本棚ではないのだけど、それでも本の数がすごいことになっていて、その姿はまさに私の頭の中のカオスを映し出したようになっていて、…

発達障害の妹について。『アルジャーノンに花束を』を読んだことについて。

実を言うと、私には妹が一人いて、彼女は生まれながらの自閉症である。 発達障害だ。 彼女とは年子なのだけど、はたして彼女が幼少の頃の記憶を、私は持っていない。記憶に彼女が出てくるのは、私が小学校に入って以降のことだ。それまで彼女は私の中に存在…

休日に昼間からビールを飲むということ

土曜の昼に、寝癖のままで缶ビールを開けるときの音。 音のソノリティ。 幸福の瞬間。自由の象徴。 僕はこのために生きてるんだ。 休みの日こそ、昼間から酒を飲むようにしている。何も予定がなければ、昼間から飲んでも怒られない。 家の近くに海があるので…

残業、空腹、眠気

幸運にも、新人ゆえに残業をしないで済んでいる。 月10時間いかないくらいだ。 だから、一日で2時間くらい残業するとへとへとになる。 このブログを読まれる数多の社会人の先輩方にとっては、なんて羨ましい奴だろうと思われるだろうし、舐めてんのか若造と…

二度寝を阻む者共

うちの職場は早番と通常出勤と遅番がある。 早番は通常よりも1時間早く出勤し、遅番は12時出勤となる。どの出勤体制でも勤務時間は8時間半で変わらないのだが、早番の日は一日が早く終わり、遅番の日は一日が長く感じるので、私は早番が好きだ。 遅番の日は…

やれやれ、僕は……

村上春樹の有名な文章といえば「やれやれ、僕は射精した」だけど、はたしてそんな文章などといったものは村上春樹の小説内に存在しない。完璧な絶望と同じように。 誰かが作ったデマである。 たしかに似たようなシーンはあるけども、「やれやれ、僕は射精し…

ハンモックの上にて

ハンモックが家にあればどれだけいいだろう。 絶対に良いに決まっている。 少なくとも悪いことはひとつもないはずだ。 ハンモックっていいよなぁといつも思う。 とある施設でハンモックを体験する機会に恵まれた。 実際にハンモックに揺られてみると、やっぱ…

写真を撮ることの難しさ

昨日、会社の運動会で、朝の閑散としたグラウンドを曇天とともに写真に収めた。見るからに寂しくて、こんなもの写真に撮らなければよかったと後悔した。 その時である。 牛脂が鉄板の隅で焦げ腐ったみたいな顔したおばさんが、デデデ、と私の元に駆け寄って…

跳躍こそ私の使命

今日は会社の運動会があった。 会社の運動会があることがまさか現実にあることだとは思っていなかったのでありえないと思ったが、私の会社はもう40年近く毎年運動会をやっていて、それこそありえないことだと思った。その金を、ボーナスにまわしてくれ。 早…

最近の140字小説

最近はなかなか140字小説を書けないでいる。 なにも思い浮かばないのだ。 現場に配属されて働きはじめてから作品投稿ペースがグンと落ちた。 以前は2、3日にいっぺん投稿できていたのに、最近は1週間にいっぺん投稿できたらいいくらいになっている。そろそ…

ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会の思い出

まるで私が舞踏会に参加したかのようなタイトルだけど、『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会』といえば、ルノワールの絵画である。 大学生の頃、この世界的に有名な絵画を独り占めしたことがある。 それを見たのは乃木坂の国立新美術館でやっていた、印…

昼食の不満

職場のランチは美味しくない。 このことはとても悲しいことだ。 オフィスビルの食堂があって、そこで食べるのだけど、それが美味しくない。 不味いわけではないのだ。ただ、美味しくもない。どちらかというと不味い。 それに、高い。大して美味しくもないの…

小説を読んでもらうということ

久しぶりにじっくり書いた小説を、友だちと恋人に読んでもらった。 今は便利な時代で、PDFファイルをLINEで即共有できる。江戸時代だったら、わざわざ飛脚を呼ばなければいけないところだ。 ↓ 読んでもらうというのは、緊張する。 なにせ、共有したものは遜…

台風の夜、明けて朝

昨晩は物凄い雨風で家が揺れた。 深夜2時、眠れなくて布団にくるまっていたが、家が揺れているのか自分が震えているのかもわからなくなる。 一時間くらいそうしてじっとしていた。気付いたら朝になっていた。どうやら少しは眠れたらしい。 暴風雨の中、耳を…

ほとんど世界の終りに等しい

日曜日の朝、起床してから私は活発的で、すぐにベッドから出て、パンを食べ、部屋の掃除を始めた。 部屋は泥棒が荒らした後のようになっていて、この部屋にいるだけで精神がくさくさしてきて雑念が無意識を蝕むから、片付けねばならないと夏休みに入ったとき…

変わりゆく「待ち合わせ」の心持ち

昔は──私がまだ小学生くらいで携帯電話を持っていなかった頃は、待ち合わせが不安で仕方がなかった。 あいつはちゃんと時間通りに来るだろうか、もしかして急遽来れなくなったなんてことはないだろうか、私はいつまでこの雑踏の中で待つのだろうか、と不安だ…

タバスコだいすこ

タバスコが好きだ。 まず、見た目が愛しい。 小さい、色鮮やか、可愛い。 洗練されたデザインだし、無駄がない、にもかかわらずその大きさと色合いが遊び心をくすぐる。 私はお金持ちになったら、白い壁に棚をつけて、タバスコを壁一面に飾ろうと思っている…

恋か音楽か、夢か

バンド内恋愛ほど予定調和なものもない。 ギター、ベース、ドラムが男で、ボーカルだけ女の子のバンドを見かけたら、注目すべきは演奏中のボーカルの目の配せかたである。バンドは集団音楽であるからお互いに見ることは重要なのだけど、その瞳の濃さが、意中…

貨物列車に揺さぶられて

貨物列車が好きだ。 特に、貨物列車の先頭車両で、貨物を牽引しているあの、機関車が好きだ。 「力」に特化している。 詳しいことはよくわからないのだけど、あの先頭の一両が数十両の数重量を引っ張らなければならないのだから、力持ちであるのは当然だ。 …

松山城とそのリフト、道後温泉、うどん等について

松山城に行ってきた。 愛媛県松山市を観光するなら、松山城は欠かせない。ここを行かなかったら時間が余って仕方がないからだ。 松山城は城下の商店街の中に入り口があり、そこからロープウェイ、またはリフトで城山に登山することになる。 私たち家族はリフ…

負けても親の墓には参らねぇ

父がくたばって以来、半年ぶりに墓へ行ってきた。 四国の島、ど田舎である。 瀬戸内海に面し、美しい青と光がある。静けさがある。山々の静謐な緑があり、柑橘畑に青い実や少し色付いた実がつぶらに風に揺れている。それ以外には何もないのだが、人生ってそ…

ひこうき に のったよ

旅行の楽しさのピークって、出発の空港だと思う。 違う世界に行く、ということを強く意識させられる。 あの空港のにおいとか、アナウンスのキーンコーンカーンコーンってチャイムとか、動く歩道、忙しない人やのんびりしている人、さまざまな地域、国の人が…