蟻は今日も迷路を作って

くだくだ考えては出口のない迷路に陥っている

2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ハイキュー!! 全巻購入す。

『ハイキュー!!』を全巻購入した。 昨年の暮れくらいからアニメで追い全話視聴したけど、もう我慢ならない。 アニメの続編は映画化が決まったけど、もう待ってられない。 先を知りたい。先を知った状態でアニメの続編を待ちたい。 ※以下は『ハイキュー!!』へ…

AIはもっと他にやるべきことがある

AI(人工知能)の進歩が目覚ましい。 イラストの自動生成技術が特にすごいことになっていて、こちらの文章要求に対して30秒くらいでイラストを作成してくれるソフトや、イラストレーターの絵柄を学習させてその絵柄を真似たイラストを自動生成するAIが登場した…

駅のベンチにて

駅のベンチに腰掛けていると、大学生の頃に受講した法律学の先生の話を思い出す──── 先生は授業内容から話を逸らすのが得意としており、授業とは関係のない話を8割くらいしてその残り時間で法律の話をする面白くていい先生だった。 しかし、授業中にお茶を飲…

Sigur Rós(シガーロス)のライブに行ってきた

かのバンドと出会ったのは17歳の冬だった。 当時とにかく音楽に飢えていた私は、しかしながら人気のあるバンドになんて興味なくて、タワレコの500円〜1000円のワゴンを覗いてジャケ買いし、「自分だけのバンド」を探すのにハマっていた。 そこでたしか800円…

作品における「リアリティ」の扱い方について〜村上春樹作品を例に〜

村上春樹さんの小説に登場する人物にぜんぜんリアリティがなくて、それが受け入れ難いと言う人がよくいる。たまにいる。まれに見かける。 作品の主人公は大抵大学生か37歳くらいまでの男性で、小ざっぱりとした生活をしており、自分でも問題視できていない問…

「時の最果て」でまた会おう

小学生の頃、実家ではゲームを全面禁止されていて、それは教育方針でもあったけど父母のなにかしらの信仰に基づくひとつのテーゼとしての禁則であり子どもを想ってのことだったのだが、はたしてそれが私の幸せにつながったかと言えばそんなわけがない。 周囲…

ステーキを焼く!!

妻が夜に留守なので、夕飯は私一人でテキトーに済ませる。そんな日がたまにある。 ま、寂しいけどさ、自分の好きなものを自分の金で楽しめる、と思うと、こういう日も悪くないというか、月に一回はあると嬉しいもんだ。素直に。 あーなに食べよ。 ラーメンに…

捨てた家電と青い花

壊れた家電はどうすればよいか? 人によって答えはさまざまだろう。私の友だちは直すと答えたし、会社の先輩は直るまで放置する、と言っていた。母は壊れてない、と言い張って湯気の出なくなったアイロンをかたくなに使い続けている。 私も基本的には直す派…

目薬の差し方4選

妻は目薬を差せない。 眼球の直上に薬瓶を逆さまにし、指先にわずかに力をかけ、薬液が蚊の吸吻よろしく尖った瓶口から落ちてくるのを、待てなくて目を瞑ってしまう。まぶたの上に雫が垂れ、泣いてるみたいに見える。 そこで私が妻の頭を膝に乗せて、まぶた…

トトロのエンディング大好き!!

トトロ、おもしろいね〜。 『となりのトトロ』ってタイトルが秀逸、まず。「と」の音で前韻を踏んでるので言葉の舌触りがいい。 映画タイトルを決めるにあたって「トトロ」はまぁ入れるとして、私は「となりの」を付け加えられる自信がない。「トトロの森」…

夏の匂いが失われつつある

今年の猛暑はもはや災害級で、なんなら晴れよりも雨の方が嬉しいくらいのものだ。「日中は全国的に晴れです」と告げるお天気キャスターの口調もどこか暗い。 良い天気と悪い天気の区別は要するに雨が降っているかどうかによるもので雨が降っていたら悪い天気…

パズーはなぜ金貨を捨てなかったか?

先週金ローで見たラピュタ、面白かったですね。 ほんとうに。 (前回の記事) ラピュタのオープニング大好き人間 - 蟻は今日も迷路を作って 前回はラピュタのオープニングが大好きでたまらん、って話をした。 今回はタイトルにもあるように、パズーがどうして…

ラピュタのオープニング大好き人間

先週の金ローでラピュタをやっていたので久しぶりに見た。 めちゃくちゃ面白くてびっくりした。 こんな面白いことあるんだ。キャラの動作も細かいし、なんていうか動きに説得力があるんだよな。とてつもない描写力だ。 ラピュタのオープニング映像の銅版画タ…

義姉を招いて餃子パーティー

義姉がうちに遊びに来て、夕飯は餃子を作ろうということになった。 餃子は美味しいだけでなくその作る工程、すなわち「包む」段階において、やれ下手くそだのそっちだって言うほど上手じゃないだの意外と難しいねなどの会話が生まれて楽しく、また、みんなで…

飲酒したくてずぶ濡れになる人生

読書をしながら甲子園を流し見するのんびりと怠惰で素晴らしい土曜日を過ごしていた。 高校球児の爽やかさというのかな、精悍の顔、一球一球に込められたドラマが僕の栄養になる。勝っても負けても、笑顔も涙も、僕の栄養になる。 ああ、この精悍をサカナに…

金曜日とかいう特別な日

木曜日は祝日だったから仕事が休みになったけど、金曜は普通に平日だから仕事に行かねばならない。 この文章は金曜日の早朝に書いているが、今の気分は「平日の朝に忙しくブログに書き殴っている」というよりも「日曜日の朝に優雅にブログをしたためている」…

家事をやりたい

さいきんは残業が続いてて平日の夜の家事を妻に任せきりにしてしまっていた。 夜の家事とは夕飯を作ることに他ならない。 仕事終わりに料理をするキツさはわかっている。妻は体力も乏しくしんどそうなので申し訳なくて、とっとと仕事を上がっていち早く帰宅…

後任の人、登場

私の後任となる人がやってきた。 事前に年齢や出身地を担当の課長から聞いていたので最初のコミュニケーションはスムースに行くものかと思っていたが本人の口から聞いたところまず全然出身地が違ったし、年齢も私の12コ上と聞いてたのに実際には20コ上だった…

深い眠りに堕ちたい

ここ数日、うまく眠れていない。 0時にベッドに入るとすぐに眠れるのだけど、3時か4時に一度目が覚めて、再び眠り、6時前に目が覚めてしまう。 平日は7時には起きればいいのに、6時ごろ目覚めるとそこからはもう眠れずにベッドの中で懊悩の時間を過ごす。 変…

町中華開拓記

最寄り駅の商店街には中華屋が4軒ある。 そんなにたいそうな商店街でもないのに中華屋が4軒あるのはどういうわけなのかわからないが、それなりの激戦区と言ってもいいかもしれない。 ところで町中華の行きつけ店を作っておくと、人生が豊かになるというのは…

あの頃勉強しておけばよかった、に対する回答

子どもの頃、大人たちが「学生の頃もっと勉強しておけばよかった」と口にするのを傍目に見ていてその意味がよくわからなかった。 勉強なんて面倒くさくてつまらなくてこの世における興醒めの一種に間違いないのに、おれが宿題でヒーヒー言ってんのに、大人は…

言霊パワーで今日も一日

仕事を辞める。転職活動をして、なんとか次のとこを決めて、そんで退職する。と決断したのが5月くらいのことで、はや3ヶ月。 転職活動は運良くうまくいって、退職の意を伝え、退職に向けて周囲も動き始めてから肩の力がフッと降りた。 さいきん仕事が楽だ。 …

オーブンの中みたい

帰宅したときの家の中のこもった空気は異常としか言いようがなく、さしずめ予熱されたオーブンの中のようだ。 急いでエアコンを起動するもすぐには涼しくならない。こういうときはまず窓を開けて排熱した方がいいのだが、外も酷暑で普通に熱が入ってくるので…

お金にまつわるエトセトラ

なんかお金を使いすぎてる。 結婚式の前金とか結婚指輪代とかいろいろあったのは確かなんだけど、先月のカード請求がすごい額になってて、明細画面を閉じて一回寝てから、起きて、ちょっとだけ泣いた。 なにをそんなに金を使ったんだ。 明細の中身を見てみて…

おじいちゃんの音楽再生プレイヤー

カタログギフトをぱらぱらめくっていたら、ひじょうに気になる商品が目に入った。 デジタルオーディオ「デジらくモア」である。 ぼくはこれを、欲しい、と思った。ひじょうに欲しい、と思った。 思ったけど、できれば10分くらい借りて返品したい、とも思った…