蟻は今日も迷路を作って

くだくだ考えては出口のない迷路に陥っている

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

首をやった

昨日の朝のことである。 起きてその寒さに驚いた。寒すぎる。もう冬ではないか。そうか、もうすぐ12月だから寒くて当然だ。もう冬なんだなぁ馬鹿が、と寒さに悪態をつきつつ、のそのそ起き出して、顔を洗うことにした。 湯で顔を洗っているときのことであっ…

映画館でホラー映画を観たよ

会社を休んだ。有給休暇だ。 午前中に相続関係で都内に用事があり、午後から暇になったので、せっかくの平日休みだし、と心を切り替えて映画でも観ようと思った。映画とは、活動写真のことである。映画館と呼ばれる施設で観ることができる。大きな画面と大き…

なぜ「文学」を読むのか

お昼休みに会社の先輩と話してて、先輩が「蟻迷路はどうして文学小説を読むの?おもしろいの?」と訊いてきた。 私は答えに窮した。 そして答えた。 「ぜんぜん面白くないです」 「夏目漱石とか川端康成を読んだ後に、最近の大衆小説を読むと面白くてしかた…

なんでも食べれる気がする

お腹がすいてるわけじゃない。 人間が食べているものなら何でも食べれる気がする、というお話だ。 私たちは普段、スーパーに並ぶ肉やお魚や野菜を食べ、あるいは畑で採れた新鮮な野菜や山で採ったキノコや山菜、銃で殺した鹿などを食べている。 しかし文化が…

あのアイスクリーム屋さん

仕事中なんの前触れもなく、昔近所に来ていたアイスクリーム屋さんのことを思い出して、泣きたくなった。なんて美しいのだろう。 アイスクリーム屋さんが近所に来ていたころ、私たち家族は4人でアパートみたいな小さな家に暮らしていて、まだ犬はいなくて、…

【ネタバレ有り】夏目漱石『こころ』は高校の国語で読むべきだろうか?

折に触れて、と言うけど、その「折り」ってなんだろう。寿司折りだろうか。 寿司折りだろうが菓子折りだろうがなんだっていいけど、ともかく私は折に触れて漱石の『こころ』を読むことにしている。 最初に読んだのは中学のときで、この頃は頭がよくなかった…

何者になれるだろう

文章を書くのは好きだ。小説を書くのは好きだ。 だけど、小説を書くのも文章を書くのも嫌いだ。 読み返すとうんざりする。自分の才能のなさに。 ブログにしたってそうだ。書いているときは楽しいのに、あとで読み返すとこれはどうしようもない代物だと落ち込…

飲酒との距離感

酒を飲むのが好きだ。 あまり好ましくない会社の飲み会でも、「まぁ酒が飲めるならいいか」となるくらい好きだ。 アルコールに対して強いわけではなくてどちらかといえば安上がりな体質だけども、酩酊するのは心地よいし、そもそも酒は美味しい。好きだ。 酒…

【謎】なぜ「あ行」の次が「か行」なのか?

やることがなかったので、50音図を見ながらニヤニヤしていた。 こうして改めてまじまじ見つめていると、さまざまなことに気がつく。 あ〜な行が前半で、は〜わ行が後半だけど後半のクセすごいな。考案した人の冒険心がうかがえる。な行まで真面目にやったけ…

歳とってからNHK好きになった

エネーチケーは良いテレビだ。 NHKを滅ぼす会だかNHKから国民を守る党だか名前は忘れたけど、そういうのが出てきて少なくも支持されている事実は悲しい。あんなのはポピュリズムで、古い言葉を使うならデマゴーグ(扇動政治家)だ。もちろん彼らのマニフェスト…

【検証】SNOWの「そっくり診断」で診断し続けた先になにがあるというのか?

カメラアプリSNOWで、そっくり診断、というおもしろい機能がある。 有名人の誰に似ているかな?という庶民なら誰でも気になることを人工知能という素晴らしい技術が解析、診断してくれるのだ。 リリース当時(つい数日前)はTwitterでも大きな話題となり、連日…

くず人間を見た

今朝の電車はいつもより余計に混んでいた。ライヴでもあるのだろうか。観客全員スーツで参加するライヴがあっても面白いかもしれないけど、あいにくライヴではなく、ただただ混雑していただけだった。最悪だ。 満員電車はストレスだ。 混んでるというだけで…

言葉にしないほうがよいこと

言葉にしない方がよいことなんていくらでも思いつく。 たとえばぺらぺら喋る母親に「よく喋るね。九官鳥みたいだ」なんて言わない方がよいし、恋人に「なんか太ったね」なんて言おうものなら刺殺は免れない。 先輩に「ぜんぜん使えない人ですね。死んだらど…

免許の更新に行く

はじめて運転免許の更新手続きに行ってきた。 私が普通自動車免許を取ったのは2年前の夏である。それ以来に神奈川県の免許センターへ行った。 神奈川県の免許センターは横浜県旭(あさひ)区という横浜県の中でも西寄りの「横浜植民地」と呼ばれている(呼ばれ…

ふしぎな眼医者

近所の眼医者でインフルエンザの予防接種をしてきた。 眼科でもできるのだ。 家の近所に内科があるのでそこで受ければいいのだが、眼医者の予防接種は安いし、いつ行っても空いているので待ち時間がない。そういう点で言うと経済で良いのだけど、そういう点…

満ちと欠け

好きなものは何ですか、と訊ねられたらおれは、金曜の夜と月だ、と答える。 さっき、そう決めた。 月を見つめていると、好きな子の手を握ったときのようにドキドキする。 3年以上付き合っている恋人を今更ふと見てもドキドキしないけど、月は23年も見ている…

第一回ブログ投稿タイムアタック選手権

うををおおおおおおおおおおおおおおおおおお 急げ急げ急げ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 第一回ブログ投稿タイムアタック選手権とは何かというと、限られた時間内にブログ記事を書ききって投稿するというただそれだけの、自己満…

年末調整はお済みですか

年末調整とは何かというと、よくわからないのだが、1年間、国や保険会社に対して支払ってきた金が戻ってくるという、どう考えても頭のおかしい素晴らしいシステムである。 魔法か? だけど、かっちりした提出書類にありがちなように、その記入は困難を極める…

あ、

「あ、僕ですね」「あ、お先失礼します」「あ、はい」などと文頭に「あ、」を付ける人ってたぶん自分に自信がないんだろうな。相槌であっても自分の言葉に対して自信がなくて、「あ、」を付けることで何気ない感じを装って、さも「私本人の意見ではないのだ…

わけのわからんとこで笑うクセ

これは私のクセなので、それも悪めのクセなので、是非とも治したいと思っているのだが、しかし、クセは治らないからクセなのだ。 このクセは治らんやろなぁと関西人でもないのに関西弁を使って思ってしまうのは、あまり真面目ではないからであるし、そこまで…

『十二国記』が人気ありすぎて孤独を感じる

小野不由美さんの『十二国記』の続編が18年ぶりに発売され、本屋へ行く人ならその看板が大々的に展示されているのを目にしただろうし、車内広告でも貼られたりしていて、ほんとうに大人気のシリーズなんだなぁと他人事に思う。 調べてみると、最新の計4巻は…

ピューロランドのカレーを喰え

サンリオピューロランドに年一回くらい行く。 「そろそろ行くか」 「行くべき時が来た」 恋人とそう話す日が年に一回、季節を選ばずあって、そう話した翌週に多摩センター駅からピューロランドに行くことになる。 渡り鳥が湖から湖へ渡るのと同じように、私…

無駄な時間を取っておきたい

よく思うのが、みんないずれは死ぬのだなぁということだ。 これは中学生の頃からよく思っていて、このクラスでいちばん最初に死ぬのは誰かなぁと授業中に考えていたことがきっかけだった。おかげで素因数分解がなんなのか理解するのに周囲より遅れをとってし…

赤い、新しい、クルマのにおい

我が家に新しいクルマがやってきた。 マツダの赤いコンパクトなクルマだ。 マツダの赤は賢くて思慮深い、落ち着いた色をしている。サンタクロースのトナカイのお鼻みたいな、あるいは台湾のお祭りのような赤ではない。大人の落ち着いた赤だ。私はこれをすぐ…

おれたちは「キキララ」だ

おれたちはキキララだ、って革命の声明みたいだけど、ちがう。思想の話ではあるけれど。 え、私たちがあのリトルツインスターズ「キキララ」ってどういうこと? このような考えるに至るまでの経緯を、順を追って説明しよう。 ↓ 昨晩、恋人と電話していて、毎…

野菜が強さの秘訣

昔スパイダーマンという映画で見たのだが、主人公の「スパイダーマン」ことトム(もしかしたらジョンだったかもしれない。あるいはマーティンだったかもしれない。忘れた)が背後から飛んでくる自動車を跳び越えるシーンがあった。 何を言っているのかわからな…

読書をするな

読書をするとこんなに良いことがあるんですよ!という文句をたまに聞くけど、あれはすべて嘘だ。 たとえば情操教育に役立つだとか、読解力が身についてあらゆる勉強に有効な力になるだとか、教養が身につくだとか、文章力が向上するだとか。 こう書いてみて…

デケェうさぎ

電車内に、動物用のカートに乗ったうさぎがいた。 珍しい。 ふつうこのようなカートに乗っているのは犬で、猫やうさぎなど小さめの動物は手持ちのゲージに入れて搬出・運搬できるから、ほう、うさぎとはまた趣深い、と感心する気持ちがした。これもまた一興…

眠れない夜、オススメの睡眠導入法

人間、誰しも眠れない夜はある。 眠れない夜はつらい。肉体は疲労しているのに精神がさえわたっていて、ソワソワとして眠れず、眠れないことに苛立ち、時刻がすすむにつれて不安を覚える。人間が孤独な瞬間のひとつだ。 私も月に何度か眠れない夜があり、孤…

車内マナーを遵守せよ

よく「男性は電車の座席で脚を開いてデカデカと座っており不快である」という話を見るが、まったくその通りである。 恥ずかしい。 同じ男性として、あれは恥ずかしい。 どうして座席を二つ占めるほど開脚してしまうのか。それはきっと、男というものが、自分…