蟻は今日も迷路を作って

くだくだ考えては出口のない迷路に陥っている

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

画面を見つめ続けて

ブログになにを書こうかとモニターを見つめ続けて早20分、何も書けていない私はとりあえずタイトルに「画面を見つめ続けて」と書いた。 はたしてこのタイトルに続く文章はどうやってはじまるのだろうか?どこまで続くのか?1000文字も書くことがあるのか?こ…

誰も傷つけない物語は可能か

掲題の、読んだ人を誰も傷つけることのない物語を書くことは、可能である。 ただし、その物語は無機質で主人公といったものは存在せず、何も起こらなければ何も起こさず、読んだ人の心にはまったくなにも残さず、さながら空気のように意識を通り過ぎていくも…

ウィルス対策(ソフト)

コロナ・ウィルスが流行していると同時に、私の会社でもウィルスメールが飛び交いITグループの私は対応に追われているが、おそらく、というかまったくの偶然である。 流行病について思いを馳せよう。 SARSや鳥インフルエンザ、エボラ出血熱など、私の生きて…

コインランドリー・ナイトメア

あれは今思い出しても悪夢的な出来事だった。2017年夏のことだ。 その夏のあの日は雨が降り続いた一週間の最後の方で、私のアパートの部屋は湿気で溺れ死にそうになっていた。部屋干しで乾くわけもなく、湿度は増すばかり。 エアコンで除湿しつつ、除湿器も…

ガレットが思い出の食べ物でよかった

新宿でガレットを食べた。 ガレットというのはフランスのクレープみたいなもので、スイーツではなく食事である。 見たほうが早いだろう。 こういうやつ。 なにか特別な小麦粉だか蕎麦粉だかを使っているのだろう、普通のクレープよりも生地がしっかりしてい…

猫の名前を考えよう!

一昨年、我が家の二頭の犬が去ってから家庭内環境は悪化を辿る一方であった。 いなくなってから半年もすれば慣れるものだろうかと思っていたが、淋しさは増悪して歯止めが利かず、たとえば信号待ちの時間にふと犬たちのことを思い出して、あのにおいとか呼吸…

身長差が好き

「身長差いいよね」と恋人が言った。 私の恋人は、私たちの身長差が好きなのだ。 私と恋人は、細かい数字は忘れたけど、たぶん15センチくらい身長差がある。 二人並んで写真を撮ると、私の首に恋人の顔がすぽっと収まるくらい。 この身長差が愛しくて、恋人…

文章のにおい

文章にはにおいがある。 「蟻迷路は頭のおかしいことを書いておけばウケると思っているから無視しよう」そうおっしゃる有象無象の声が聞こえるけど、まぁ、ちょっと読んでくれ。例によって感覚的な話だけど。 文章にはにおいがあるなり。 書いた人の、におい…

大なり小なりの違和感

大なり、小なり、という変な名前の記号がある。 “>” と “<” である。 どっちが「大なり」でどっちが「小なり」かわからなくなるけど、口に出して使う頻度は高くないのであまり困らない。文字にするときは「大なり」とわざわざ書かず、「>」と表記するし。…

言葉は伝えないと伝わらないらしい

さいきん気付いたのだが、言葉って言葉にしないと伝わらないらしい。 文字に起こしたり、口に出したり、あるいは手話やボディーランゲージにしないと、自分の気持ちは伝わらないらしい。 私はこんな単純で当たり前すぎることを、なんとなく知らなかった。と…

明日は二人の未来のために来る

月曜日ってどうして月曜日なのだろう。 月曜日って文字を見るだけで全身が泡立つような気分になる。 なぜならお仕事に行かねばならないから。 毎週3連休がいい。 毎週3連休になったら、4日働けばいいのだ。労働は4日くらいがちょうどいい。偶数で割り切れる…

良いものにふれると疲れる

今日は恋人とマンドリンオーケストラARTEの演奏会(ARTESSIMOⅢ)に行ってきた。 と書いて、「お~ARTESSIMOⅢに行ったんだ!いいなぁ!」とわかる人はこのブログの読者にいるかというと、おそらくいないだろう。 そもそもマンドリンてなんだよ、マンドリンオー…

ブログ開設1周年感謝祭と称して

こんなメールが来て、1周年を知った。 諸賢らのご愛顧のおかげで、というより私の努力のおかげでブログを1年間続けられました。 でも続けられたのは諸賢らが読んでくれたり感想をくれたからだ。やっぱり反応があるとモティベイチヨンになって書くのもますま…

明日はセンター試験

センター試験を2回受けたことがあるので後輩諸君にいくらかアドバイスでもしてやりたいのだが、2回受けてる時点でそのアドバイスにいくらの価値もないことがわかったのでやめとこう。 センター試験はふつう大学で受験するもので、ああ、ここに通うんだ、ここ…

頭の整理も兼ねて

──最近は、残業がなかった日は帰り道ひと駅分歩くようにしている。 運動不足でいかん。そう思って歩きはじめたのだけど、その目的とは別のところで恩恵を受けていて、歩くと思考が整理され、さらに活発化することがわかった。 一歩一歩踏みだして、腕を意識…

滋味ブログ

近頃、身の回りやフォロワーに入院する人や病気になる人が多発しており、なにかと心配だし心淋しい。 「入院しました」とか「搬送されました」のツイートは心配の意だとしてもいいねしづらいし、コメントしようにも逆に気を遣わせちゃうかな、、、となるから…

僕たちはむかし、高校生だった

昨日、4年ぶりに高校時代の友だちに会ってきた。 仲の良かった私たち3人は、あれだけ仲が良かったのに、卒業してから会う機会がなく──いや、会う機会を作れなくて、まるで忘れ合おうとするように一切の連絡を取り合わなかった。 なにか約束があってそうした…

知識に触れて

大学を卒業してから論文を読んでいなかった。 大学入学前も論文を読んでいなかったので、ふと、このままだと論文というものは大学生のうちにしか読まないのではないかと悲しくなった。 もっとも大学生の時に論文を読み漁っていたかというとそういうわけなく…

ロールケーキで殺されたい

ロールされたケーキ。ロールケーキ。 通常、ケーキは外側に生クリームが塗布されているが、ロールケーキの場合は内外が反転して内側が外側を巻き込み、生クリームは内側に封印されている。 このような反転した食品は他にのり巻き寿司や、なんか、まぁ、他に…

約束してない遊びの約束

小学校に入学したすぐ後のことだったと思う。雨が降っていたその日、帰り道を男子数人で帰っていたところ、T君は言った。 「今日みんなうちに遊びにくるよね!」と。 え?みんなT君チ行くの?と自分だけ仲間外れにされた気分になって戸惑っていたら、周りの…

わかる・わからない・わかりたくもない

たまに、駅とか地下鉄で大声で叫んでる人いるじゃないですか。 誰かと笑ってるんじゃなくて、一人で虚空を睨みながらくすくす笑う人とか、バス停で独りで「議論」する人とか、いるじゃないですか。 わかるなぁ。 そら、そうなりますわな。こんの狂いきった世…

食中毒の可能性

夕食に出たよくわからない肉とウズラの卵の煮つけ(レトルト)が腐っていたのだが、ひとくち食べてしまった。 大丈夫である。 変な味がしたのだけど、なんかそういう料理なのかなと思っただけの、野生を忘れた人間だった。 器に白いものが付着しており、汁はと…

鼻ほじりマリヤさま

幼稚園はキリシタンの系列にあって、毎朝と毎昼と毎夕手を合わせてお祈りもしたし教会が併設されていたのでミサのようなものも参加したし、讃美歌も歌った。 だから当然、学芸会で発表する劇の主題は毎年「イエスさまの誕生」であった。 なにせ幼少の時のこ…

出勤か、さもなくば死を

今朝、すべてのものを破壊して新たなる大地でも創造してやろうかと思った。 それくらい、出勤するのが嫌だった。 なにせ、9連休明けである。 9日間の休みは瞬く間であった。 労働日の3日間くらいの長さにしか感じなかった。 休みの間は昨日のことが「さっき…

フィクションの地味あるあるに納得がいかない

アニメ・漫画・ドラマ・映画・小説・舞台などなど、世の中にはフィクション作品が掃いて捨てるほどたくさんあるわけで、私たち日本人は幼少の頃から夕方のアニメに慣れ親しんでいたせいもあり特にアニメには寛容というか、フィクション作品としてアニメはす…

ときどきものすごいバカ

掲題のときどきものすごいバカとは、私のことである。 私はときどきものすごいバカで、天然か、と言われさえする。 いつもは厳格な雰囲気で思慮深いので、家族からは「暗い男」などと揶揄されているのだが、50日にいっぺんくらいものすごいバカであることが…

流星群の思い出

何年前か忘れたけど、あの頃私は中学生で妹は小学生、そして冬だった。 父はすでに家を出ていて、母子三人で暮らしていた。 その夜に流星群が来ると知ったのは、朝のニュースで言っていたからだ。なに座流星群かは忘れた。どうせしし座あたりだろう。 夕食を…

物事の型をモノにせよ

物事のひとつひとつには習得へのコツがあり、そのコツには特有の呼吸とも言える「型」がある。 私は年に3〜4回、この型(と呼んでいる呼吸のリズム)にハマるときがある。 なにかをするうえで、上達するうえで必要な型に、ある時突然すっぽりとハマって、「あ…

新年の掃除

新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。 初夢はなんでしたか? 私の初夢はがっっっっつり仕事の夢でした。 しかも仕事でミスする最悪の内容でした。ふざけんな。 思い出しただけで頭痛がしてきたので初夢の話はこれくらいにし…