蟻は今日も迷路を作って

くだくだ考えては出口のない迷路に陥っている

なんの参考にもならない古文訳

三十六 「山伏舟祈返事」(宇治拾遺物語)巻3-4

むかしむかし、福井県の甲楽城(こうらき)の渡し場という所で、海を渡ろうとする者どもの集まる中に一人の山伏(やまぶし)がいた。 山伏というのは仏道修行のために山野で寝起きする修験者で、当然サバイバルの達人で腕っぷしも立つ場合が多いが、この山伏がど…

宇治拾遺物語 巻1-5「随求陀羅尼(ずいぐだらに)、額(ひたい)に籠(こ)むる法師の事」をテキトーに訳す

例によって昔話なのだが、ある侍のところに、ひときわ凄まじい斧を背負って、ホラ貝を腰につけ、錫杖(しゃくじょう)って言うのかな、よく修行僧が持ってるジャラジャラした杖をついた、見るからにヤバイ山伏がものものしい雰囲気でやって来て、庭に立ってい…

宇治拾遺物語巻一の三「鬼に瘤取らるる事」が面白い

宇治を読んで訳すなどほざいて数か月、あれから私はほとんど読んでいなかった。 気力がなかったのだ。 arimeiro.hatenablog.com 恥ずかしい。 ↓ 訳しては無いのだけど、さいきんまたちみちみ読み返していて、おもしろい話があったので紹介しよう。 巻一の三…

宇治拾遺物語 巻1-1 道命阿闍梨於和泉式部之許読経五条道祖神聴聞事 をテキトーに訳す

最近、古文を訳すのにハマってる。 といっても、まだ二つしかやってないけど。 皆さんは古文の授業好きでしたか?私は大っ嫌いでした。 意味わかんないし、助動詞とか助詞とか知らねーし、敬語の向きとかむかつくし、なんか内容がどうこうよりも、試験の問題…