蟻は今日も迷路を作って

くだくだ考えては出口のない迷路に陥っている

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

芸術の境界はどこだ!

よくわからない現代アートも、実際に現物を見るとその大きさに圧倒されたり、わけわかんないなりに何か伝わるものがあって、感動することがある。 私の場合、草間彌生がそうだった。 一昨年だったか開催された「草間彌生 わが永遠の魂」展で彼女の作品に触れ…

言葉は極めて恐ろしく、たまらなく愛しい。

以前にも書いたけど、あるいは書いてないかもしれないけど、あなたたちが覚えているかどうかなんてどうでもいいのでまた繰り返しになるかもしれんが書くよあたしゃ、言葉って恐ろしいな、とつくづく思う。 エジプトの象形文字ヒエログリフをご覧なね。 ああ…

思えばはじめから決まっていたのだ

私は文章を書くのが好きで、小説を書くのはもちろん楽しいし、大変だけど生き甲斐だし、ブログもやってて楽しい。楽しいから毎日続けられる。 一生こんな感じで書くことの喜びを享受できたらな、なんて思う。 今日はなんの話を書こうかな。 ***** ちょ…

泣きたい夜に泣かせてくれるあの子の舞台

高校三年生のときは毎日小説を書いて、ギターを弾いて、世界史だけを親の仇のように勉強していたため、世界史の偏差値だけは学校で1、2を争うほど高かったが、それ以外はおざなりにもほどがって、自分でもこりゃダメだなどこにも受かるわけないと冗談半分に…

長距離走について私が語ること。

今が運動会の季節かどうかはわからないが、私の小学校は毎年このくらいの時期に運動会をやっていたような気がする。6月だったかもしれない。 じつは「運動会」と名のつくイベントに参加したのは、小学校が最後だった。 というのも、中学校と高校に「運動会」…

日曜日のブログ閲覧者数が少ないワケ

ブログをやってる皆さんはお気付きでしょうが、日曜日ってブログ閲覧数が他の曜日より少なくないですか? 皆さんがどうか知りませんが、このブログにおいては少ないのです。なぜでしょう? 今回は、日曜日の閲覧者数が少ない理由と、その対策を考えていきた…

理科室とノスタルジア

理科室という言葉は学校でしか用いられない特別な言葉だ。 同じように、音楽室とか家庭科室とか図工室とか、それだけでノスタルジックになれる言葉がある。中でもやはり「理科室」は私にとって思い出深い教室だ。 私は中学生時代、科学部だったのだ。 すみま…

寿司屋でガリばっかり食べるやつwwwwww

私です。 先日健康診断があり、1ヶ月で2キロ痩せてました。 体重を正直に教えるとガチめの心配をされるので言わないでおくけど、感覚としては綿菓子120平方メートル分くらいだろうか。よくわからないな。 でも、こんなんだけど、思ったよりストレス痩せして…

近況・偏狭

鉄道オタクみたいな顔したメガネ男2人がまったく同じギンガムチェックのシャツを着ていたし、なんならズボンも似たようなものを履いていた。 もしかしたらお揃いにしていたのかもしれない。 最近女の子の間で双子コーデが流行っているし、カップルコーデなん…

合唱の思い出

私の通っていた中学校は極めて規律に厳しいところで、周辺住人や保護者からは「軍隊」と恐れられていたし、校長先生のことは伝統的に「軍曹」と呼び、生徒はお互いに「同志」と呼び合って日々殺人術を研鑽していた、なんて事はないのだが、普通の中学校に比…

「もの」と「こと」に分けて騙し騙し人生をやっていこう

人間はどうして他の人間のことが嫌いになるのだろう? クラスのあいつ、会社のあいつ、テレビのあいつ、誰しも気に入らない人間はいるだろうが、どうして私たちは同種族の人間を嫌いになることができるのだろう?(反語ではない) 言い換えるなら、どうして他…

ああ、愛しき すね毛よ髭よ。

夏といえば脱毛の季節だけど、皆さん、とくに男性のみなさん、脱毛してますか。 大学2年生くらいまで、私は律儀にすね毛の処理をしていた。半ズボンを履いて、すね毛がわさわさしているのがなんか汚らしいというか、獣的というか、いかにも理性のない野生人…

今夜はスキップで帰ろう!

思えば昨晩の私は狂っていたのかもしれない。 昨晩。最寄駅の改札を出ると月が夜空に穴を開けるみたいにまっすぐに輝いていた。そこには絶対的な美と、ある種の畏怖すらもあって、瞳の底を射抜いて私の心を震わせた。寒い気がした。腹の内側が熱く膨張するよ…

文学部を出たことによる弊害

大学は文学部を卒業した。 本当に、文学部に入ってよかったと思う。 今の時代、役に立つこと、利益になること、そんなことばかりが求められ、即効性と目先の利益、金金金、金が一番大事なんだ、実存は目の前の結果だけなんだ、って感じでなにもかも腐ってい…

23歳、春の終り、ソロ・クレープ・デビュー

限界だった。 この一週間の研修はかなりキツくて、どうキツかったのかと言うと、拍子抜けするだろうが、「何もしない」キツさが私たち新入社員を苦しめたのだ。そのやられ具合は、完膚なきまでに、という言葉で表せる。 数百ページあるPDFファイルを渡され、…

死んだあの子は元気だろうか?

珍しいけど多くの人がよくある経験として語ることのできるものに、「同級生の死」がある。 私はこれを2回経験した。 一人は中学2年の同じクラスの男の子で、彼は登校中に倒れたきりもう目覚めることはなかった。 もう一人は高校1年のときの隣のクラスの男子…

卵の殻を食べる

時々、思い出したように卵の殻を食べるようにしている。 そうすることで私は、大切なことを思い出せるわけはないけど、なんとなく楽しい気分になるのだ。 卵の殻(茹で後)はふつうに食べることができる。『ハウルの動く城』でカルシファーも食べていたじゃな…

いちごのヘタを食べる

幼い頃はカップラーメンを作ったら、3分間きっちり時間を計ってカップラーメンの前で正座し、3分間という永遠にも思える時間をただひたすらに、純粋無垢な気持ちで待っていたものだが、いつからか3分なんてどうでもよくなり、今はテキトーな時間で食べはじめ…

集団面接めっちゃ好きだった思い出

去年、就活をした。 就活解禁の3月1日までほとんどなにもしなくて、2月28日に恋人に明日からおれはどうすればいい?と人生になにもかも絶望したかのようなLINEを送った覚えがある。 恋人は私より学年ひとつ上で、就活の先輩だったのだ。 「とりあえず学校へ…

失われた味は私たちの思い出

私と恋人はイタリアンが好きで、都内の各ポイントに好みのイタリアンの店を知っている。 何を食べるかに困ったら現在地から近いその好みのイタリアンへ行き、必要十分な満腹と幸福を享受することにしていた。 その晩も我々は近くのイタリアンレストランへ行…

猫のオヤツを食べてみた!~人生を満喫しよう~

以前犬と暮らしていた際、犬のおやつを選ぶのが楽しかった。 これあげたら喜ぶんだろうな、と犬の狂喜乱舞するさまを想像するとついつい買いすぎてしまったものだ。 犬のおやつは犬らしく硬そうなものばかりで、犬用ガムは乾燥させた牛皮や豚の皮を使用して…

セイウチと暮らすにはどうすればいいか?シャチと友達になるにはどうすればいいか?~鴨川シーワールドに行ってきた~

過日、GWの連休を利用して私と恋人は車を運転し、千葉県の水族館、鴨川シーワールドへ馳せ参じてきた。 鴨シーへ行くのはこれで二度目、我々の目的は決まっていた。 シャチのショウとマンボウカステラとセイウチだ。 子どもにもカップルにもお年寄りにも大人…

衝動的3分間

(5分くらいで読めるホラー小説です) たいてい皆がする怖い話ってのは過去の話が多いねもちろんそれが悪いわけじゃないし怪談に限らず多くの話というのは過去の話にならざるを得ないんだ構造上。 でも本当に恐ろしいことというのは現在進行形の恐怖さ自分が恐…

思考停止法、求ム

私は被害妄想がひどくて、日々人類への憎悪を募らせている恐ろしい人間である。 どういうことか? 今日、帰りの電車で鼻をほじっている無骨な男子高校生がいた。鼻をほじっていると言ってもあからさまにほじっているのではなく、鼻の下に付いた鼻水を指先で…

140字小説まとめ その2

GW最終日ということで、みなさん、死んでますか? 文章を書く気力がほとんどないので、今日は気に入っている自作140字小説まとめをします。 1. 海でペアリングを失くす。はしゃぎすぎたんだ。スカートの裾を水浸しにして探したけど、とっくに波に攫われて…

貝殻集めて歩くよ由比ヶ浜

私は海の近くに住んでいる。だからって、由比ヶ浜(ゆいがはま)には住んでいない。単に相対性理論の歌詞をタイトルに使いたかっただけだ。 LOVEずっきゅん 【PV】 相対性理論 - YouTube 小さい頃から海の近くに(家から徒歩5分以内)住んでいるので、海はなにか…

みんなで紳士になろう!

タイに行ったときのことだ。 私と母はバンコクを走る電車に乗っていた。満員で座れなかった。 長い乗車ではなかったし、座れなくても良かったのだけど、座れたらなお良かった。なぜなら、座欲(ざよく)があるのが人間というものだから。 母がタイ人男性の前…

日本人をマジギレさせる方法を考えてみた!

私たちは誇り高き日本人。 日本という国の美しさ、美味しさ、魅力が世界中に広まり多くの観光客が我が国を訪れ、やれ忍者がいないだの芸者が少ないだの腹切りをしろだの、勝手なことを言われては微笑んでいる昨今。 来年にはオリンピックがあり、ますます多…

時代のツール〜何で書くかについて〜

最近は専(もっぱ)ら、iPhoneのメモ帳で小説を書いている。主にブログに載せる用の、5000字くらいの小説。 これまではパソコンのOffice Wordで縦書きで書いていたのだけど、仕事から帰ってパソコンを開く気力がなく、ついつい無精してiPhoneで通勤時間に書く…

令和の目標を宣言します☆

無ぇぇぇええええ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 目標なんて無いよ。 でも、令和の時代に私の人生の中編は作られるのだろうな。青春編が平成だったから。 平成は犬と暮らしたり、恋をしたり、生徒会長をやったり、受験に失敗したり、就職したり、複雑な家庭環境にコン…