とおり抜けフープのバグ技
(急ごしらえに相応しい出来のペイントで描いたとおり抜けフープ)
フラフープと形状はまったく同じで、これを壁に取り付けくぐれば向こう側へまさしく「通り抜け」できるという道具。
便利ですよね。
直径90センチの輪なので、例えば地面に取り付けてリアル「ブラジルの人聞こえますか~?!」はできるのかというと、できません。
地球を貫通できるほどの威力を出すには直径が1700メートル以上必要とされており、私たちの良く知る、家電屋で売っているレベルの「とおり抜けフープ」では、厚さ27センチまでの壁しか使用できないのです。
この「とおり抜けフープ」にはバグ技があります。それをうまく使えば、あるいはブラジルにとおり抜けできるかもしれません!
〇用意するもの
・ガムテープ
・覚悟
〇手順
1.ガムテープを通りぬけフープの輪装置部分と同じ幅に切りそろえる。
それを輪の一周分用意する。
2.とおり抜けフープを壁面から離れたところ(部屋の真ん中など)にぶら下げる。
3.ガムテープをフープの片面に貼り付ける。
このとき、テープが裏面にはみ出さないように気を付ける。
するとどうなるかというと、空間断裂が発生します。
「とおり抜けフープ」は設置された壁面に対し、円内の面積分の原子に「ゆらぎ」を発生させることで一時的な空間断裂を発生させる装置です。
ガムテープを貼ることで、壁面に設置していなくても疑似的な「壁面」と誤認識させ、円内の空間が「ゆらぐ」事象が発生します。
なにもない空間の断裂をとおり抜けるとどこに繋がっているのでしょうか?
それはご自身で確かめてみてください!
※なお、とおり抜けフープVer.5.0.1以降は上記のバグ技を発生させないシステムになっております。
ほんやくコンニャクのバグ技
お次にご紹介するのは「ほんやくコンニャク」のバグ技です。
(ペイントでギリギリ描けそうな道具を探したところコレになりました。本当にギリギリです)
魔法、としか言いようのない道具です。
この蒟蒻を食べれば、あらゆる言語を一時的に聞き話すことができるようになります。全世界の言語が網羅できるほか、宇宙語や未知の言語にまでその範囲は及びます。
なぜそんなことができるのかというと、蒟蒻自体に、人間の言語野の本来持つ能力を引き出す物質が含まれており、一種のドーピングですが、その言語神経を刺激することによってリスニングからはじまり、即座に意味を解釈、さらには話すことができるようになるのです。
非常に高価な道具のため(使用に際しては資格保有者の指導が必要)使ったことのある人は少ないかもしれません。
また、脳をフル活用することになるため、使用後半日は疲れて動けなくなります。
実は筆者も一度だけ使わせていただく機会がありまして、15分使用しただけで半日は眠気が抜けなくなりました(笑)
さて、ほんやくコンニャクのバグ技です。
〇用意するもの
・ほんやくコンニャク
〇手順
・ビニール袋に入れ、日当たりのいい場所に24時間放置する
どういうことかと言いますと、要は腐らせます(笑)
といっても、完全に腐らせるわけではなく、日光に当てることでほんやくコンニャクに含まれている「言語野を活性化させる成分」だけを破壊することができるのです。
この成分(コトロデウタソキシン)は紫外線に弱く、熱や衝撃にも弱いため、だから蒟蒻化させることで崩壊を防いでいるのですね。
コトロデウタソキシンの抜けたコンニャクは普通のコンニャクとして召し上がることができます。
ネギなどと甘辛く煮つけにしてみてはいかがでしょうか。