アーリオ・オーリオを作るのは私の係だ。
アーリオ・オーリオに限らず、カレーと袋麺、オムレツも私の係である。
それらを作るとなるとだいたい私が率先して作っていたため、腕前が上がり、恋人が作るくらいなら私が作ろう、ということになって今では「係長」にまで昇格した次第である。
逆に恋人は、すまし汁、卵焼きなどを担っている。卵焼きには彼女なりの矜持があるらしくこだわりぬいていて、充分美味しいのに「これじゃあ焼きが足りない」だの「焼きすぎた」だの毎度反省を繰り返している。
私の担当である「袋麺」は料理もなにもないのだけど、なぜか私が担当になっており、日曜のお昼とか袋麺を食べることを「袋麺ちゅるちゅる委員会」と称して恋人を喜ばせている。彼女は同棲してから初めて袋麺を食べたということだ。
アーリオ・オーリオとはアーリオ(にんにく)、オーリオ(オリーブオイル)のことであり、俗にいうペペロンチーノ(唐辛子)のオシャレな呼称だ。
ほとんど毎週末にアーリオ・オーリオを作るせいで、私はかなり上手になってしまった。
昨日はアサリと平茸のアーリオ・オーリオを作った。
最近では「前回の方が上手くできたね」なんてことも言われなくなり、「前回よりも美味しくなっている」と自分でも思う。怖いくらい美味しくなっている。
やや固めに茹でた麺、100%乳化したソース、具材の塩味を考慮した塩加減。
店を開こうかな、と調子に乗って考え始めてる。
「美味しい美味しい」と言って喜んでくれる恋人の笑顔がなによりだ。アーリオ・オーリオを作るたびに私は、なんだかこれからの人生もなんやかんや上手くやっていけそうだな、と急に自信を得て、夕焼けに向かって河原をシャトルラン・ダッシュしたくなる。学校の屋上から愛を叫ぶこともある。自信がどんどん漲ってくる。自分に自信を持ったためだろうか、日毎に肌がツヤツヤになって、長年苦しまされた痘瘡の痕が消えた。経済的にも余裕ができて、先日7000万円の高級外車を購入したし、今では都内タワマン85階に暮らしている。女房が37人いる。
すべては桃屋の「きざみニンニク」のおかげである。
え?
すべては、桃屋の、「きざみニンニク」の、おかげなのである。
え?????
桃屋のきざみにんにく。
これを使えばアーリオ・オーリオが不味くなるわけがないのだ。
丁寧に刻んだにんにくをなたね油でコーティングし、さらにローストした香ばしさを加えました。こうする事により、生のにんにくを刻んだだけでは味わえない、にんにくの旨みと香ばしさを併せ持った商品に仕上げる事ができました。
1壜の中に小粒サイズの生にんにく、約30粒分が入っています。チキンエキスや粗びき唐辛子、黒胡椒などを加えて、にんにくの旨みに深みを与えました。
すりおろしではない食感を残して刻んだ味付にんにくですので、お料理の下ごしらえだけでは無く、仕上げにかけても美味しく召し上がれます。(桃屋公式より引用)
これさえ使えば多少手荒に作っても必ず美味しくなる。
皆さんも是非、桃屋のきざみにんにくを使って、私のように、素晴らしい人生を、歩みましょう。