毎日ブログを書いていて私はこの世の人間の中でいちばん偉いという自負があり、それにしても毎日よく書くことがあるなと自分でも呆れるほどなのだが、実のところ書くことなんて、ない。
慢性的なネタ切れである。
書くことないな……とパソコンの前で頭を捻ること数分、なんとか書くことを見つけて、なんとか1000字以上書くようにしている。偉い。
だけど、書くことがなくて困る時間はちょっと勿体ない。
そこで、ブログのネタ帳をスマホのメモに入れ、思いついたときに書き留めるようにしているのだが、そのネタの中にはお蔵入りになってしまった、どう考えても面白くない又は大変すぎるネタがいくつかある。
今回はそれらボツネタを供養してあげようと思う。
1. 弓を作る
数々の殺戮武器がこの世に存在するけど、私がいちばん憧れるのは、弓である。
その原因は『もののけ姫』にある。
主人公のアシタカは物凄い弓使いで、敵の首を矢で撃ち落としたり、祟り神の目を射抜いたり、その活躍は凄まじい。幼少時分、私はアシタカに憧れた。
私も弓を引きたい。
異形を殺したい。
だけど弓は買えるものではなかったし、作ることも難しそうだった。
高校で弓道部に入りたかったのだが、あいにく受験に失敗し、弓道部のない高校に入学してしまって、結局軽音楽部に入って、張り詰めた弓の震える弦を引く夢は叶わず、代わりに張り詰めたギターの弦を弾くことになった。思えばその頃から私の人生は狂い出したのだ。
大人になって、経済力と技術を身につけた今なら、弓を作れるんじゃないだろうか。
今こそ狂った人生を快復するときなのではないか。
私は胸を高鳴らせた。弓を使って、鳥を射よう。
【ボツ理由】
働きはじめて、弓を作る時間も、気力もなかった。
2. 陳列された王様を探せ!
コンビニでアイスを選ぶときの人間はいちばん可愛い瞬間のひとつだけど、私だってその中にあれば可愛いものだ。わくわくする。
ところで、「モナ王」というアイスがある。
王。
彼は、王なのだ。
ひれ伏すべきだろうか?
あたりを見回すと、さまざまな「王」が見つけられそうだ。
ラ王。
【ボツ理由】
そんなに王はいなかったし、つまらなかった。
3. ダジャレいろいろ
私の趣味はダジャレを作ることだ。
街で見かけたものを使って、ダジャレを考える。これはけっこう頭の体操になるので、やってみるといいだろう。
たとえばスリッパで作る。
スリッパの椅子、立派〜☆
な?
最近はダジャレの"可能性"を探っている。
俳句では575になっていない自由律俳句があるが、ダジャレにも自由律ダジャレがあったって面白いのではないか?
自由律ダジャレとは、つまり言葉がかかっていないダジャレのことである。
例
・スカートをスライド
・この手すり、新品?
・雲に乗って、秋
・窓の外から大きな手
どうだろうか。
全然面白くもなんともないじゃないか。
言葉のかかっていないダジャレは不条理である。アイデンティティを失っている。
そこで、さらに不条理を加速させた「不条理ダジャレ」を開発した。どういうものかというと、「ダジャレにできるものをあえてダジャレにさせない」のである。
例
・アルミ缶の上に無いミカン
・シナイ半島でなにかする
・お山が吹っ飛んだ、おいおい
・ソーダを飲んで死んだらしい
どうだろうか?
皆さんに問いたい。
【ボツ理由】
どうだろうか?
↓
読み返してみて、この記事自体をボツにしようか迷った。