蟻は今日も迷路を作って

くだくだ考えては出口のない迷路に陥っている

話は変わるし、まとまらないし

不足でつらい週の後半だった。

いつもは0時前に寝て7時に起きる生活なのだが、ここ最近は2時過ぎに寝ていた。

意外と5時間睡眠は身体に合っていたようで、はじめ2日間くらいはぜんぜん元気だったのだが、しかし、3日目の金曜日にがくんと身体が怠くなり、一日瞼が重くてつらかった。

 

金曜は仕事も暇で(やるべきことはたくさんあったが金曜日だから働きすぎないように注意した)だらだらとした時間が流れ、先輩の長広舌にイライラしながら、ただただ定時になるのを待っていた。

それにしても先輩はどうしてこうもつまらなく物事を話せるのだろう?

早口で喋るし言い間違えも多い。だいたいお喋りな男は嫌いなんだ。お喋りなら面白くなくちゃならない。

早口で喋るけど、同じことを言葉を変えて何度も繰り返して話すから、最初は理解できなくても3回目くらいで完全に理解できるようになる。

それだけはありがたいけど4~5回目からは頷くのにも疲れ、そのうち頷く首が舟をこぎ出しそうになる。

「わかりました」「ええ」「あ・は・は」などと相槌を打っても打っても先輩の話は終わらない。

運よく言葉を聞き取れたときは(リスニングか?)だいたい話のオチや言いたいことがわかってしまうので、先取りして私が言ってしまうのだけど(完全に人を舐めた会話の仕方である)、先輩は「そうそう、そうなんだよ!」と感心した様子で、せっかく私が時間を巻くために先に話したオチを再度先輩なりに構築し直して再生し、わざわざもう一度お話してくださる。

眠い時、先輩のお喋りは壊れた馬頭琴のような音で脳内を反響する悪夢的に厳しいものだが、それ以上にツラいのが、私だけが案件を抱えてアホ忙しいときの先輩のお喋りである。さすがに殺意が湧く。

ぺらぺらぺらぺらぺら喋るのに相槌を打ちながらユーザー宛にメールを打っていると、しだいに脳が混乱し、メールに「うん。うん。」と相槌を打っているときがある。文末の「よろしくお願い致します」を3回書いてしまうときもある。TOに私のアドレスを、CCに相手のアドレスを入れているときもある。

もっと周りを見てほしいものだ。

私にも問題がある。私が忙しくて目が回っているアピールをするべきなのかもしれない。

だいたい、私はあまり表情や態度に出ないタイプなので(いつも不機嫌で暇だとおもわれている)わかりにくいのかもしれない。

忙しい時はアタフタしたり汗をやたら掻き、暇なときは口を開けて時計を見つめたり、猿のように尻を掻いたり陰嚢を揉むなどしていたほうがわかりやすいだろうか。

 

興味の無い相手のつまらない話をえんえんに聞かされるのは苦痛以外のなにものでもない。まだ校長先生のお話の方がいい。タメになることもあるから。

 

 

寝不足の話をしたかったのにぜんぜん違う話になってしまった。

 

ところでどうして私が寝不足だったかというと、漫画アプリでバクマン。を読んでいたからです。

DEATH NOTE』の作者のおくる、青春純情熱烈炸裂少年漫画。実写映画化もされた大人気漫画。久々にアツい気持ちになれました。

おかげさまで課金しまくって読破しちゃいました。

皆さんも是非読んでみてはいかがでしょう?寝不足の甲斐ある「最高」の漫画なんですよ。

 

[第1話]バクマン。 - 大場つぐみ/小畑健 | 少年ジャンプ+