蟻は今日も迷路を作って

くだくだ考えては出口のない迷路に陥っている

(私の書いた)140字小説がドラマ化(一部)されるらしい

伝です。

 

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誠に信じがたいことですが、私がTwitterで書いた140字小説が、実写ドラマ化されることになりました。

 

 

 ? 

 

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 ?????

 

いったいどういうことでしょうか????

 

 

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実は何カ月も前に読売テレビのご担当の方から「ぜひ原作として使わせてください」とお話をいただき、まず怪しんだ私は読売テレビのカスタマーセンターに連絡、詐欺の疑いがあるとして本当にそのような担当者がいるのか確認したところ、実際にその方は読売テレビに在籍しており、そのようなプロジェクトを進めている、と、事実関係の確証を得られたので、よござんす、使わせましょう、と案件を承諾、その後メールでのやり取りやリモート打ち合わせがあり、契約書にサインをして待つこと数か月、その間事の重大さをなんか現実とは捉えられてなくて、「まぁこのご時世だし、撮影困難で話が流れてもおかしくないな」とか「本当はこんな話無かったんだろうな。世間のすべてがおれを騙している」とか「ああ、仕事休みてぇな」とか、要するに現実逃避をなぜかしていた。

そして2/18、公式Twitterアカウントが始動し、台本が届き、ここでようやく私は「あ、マジだったんだ」と事態の把握に至った。

把握、というか、より一層わけがわからなくなってしまった。

台本に目を通すと、たしかに私の書いた140字小説が使われている。

 

わけがわからなくなったので、浴びるほど酒を飲んだ。わけがわからなくなったら自らもその不覚の世界に飛び込んでめちゃくちゃになるのが良い、と祖母から教わっていたのだ。

 

2/20、原作者が発表される。

打ち合わせのときにも私以外にどなたの作品が使用されるか聞いていたものの、電波不良であまり聞き取れずただ相槌を打っていた私はこの時初めて原作者諸氏を知ったのであったが、誠に恐縮しっぱなしであった。

プロの作家様や、爆裂な人気を誇る140字小説作家、投稿すれば数百~数千・数万のいいねは当たり前という、私とは完全に格の違う、肩を並べると言っては本当に烏滸がましい方々ばかりだったのだ。

片や私は……

 

今回のお話は完全に運が良かった。

棚から牡丹餅というか、青天の霹靂というか、たぶん放送を見てもよくわからないままだろう。

 

なんかやってれば、なんかこういうこともあるものだなぁ、と思った。

こういう故事成語があった気がする。目的もなくただ為すことをやっていたら思わぬ方向で大きな事に繋がる。みたいな。絶対ある。

 

そして最近はめっきり140字小説を書かなくなってしまっていたので、こういうこともあったし、ちょっとやった方がいいのかな、と思ってる。

でもこれを区切りとしてもいいのかな、とも思ってる。

 

 

 

原作者からプロモーションしてください、と言われていたので、Twitterとブログでこうして宣伝しているに至る。

ふだんから嘘をつきまくっている弊害はこういうところで出てきている。嘘じゃない。本当なんだ。世間が私を騙していない前提で!

 

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☆情報☆

 

読売テレビ(関西ローカル)

初回放送は3/5(金)深夜25:33~

全4話で、そのうちのどこかのお話で私の原作が使用されております。

放送後、TVerGYAOで見逃し配信もありますので、関西圏以外の方も、世界中で時間と場所を問わずご視聴いただけます。

 

詳細は番組ホームぺージで。

www.ytv.co.jp