蟻は今日も迷路を作って

くだくだ考えては出口のない迷路に陥っている

9月後半よ、来れ

日は会社のメンバーと客先のメンバーに、私が退職する旨を伝えた。後任の要員が8月にやって来ることも。

これでようやく公になって、動きやすくなった。引き継ぎしたいことはたくさんあるし伝えておかなければならない業務は溜まりまくっている。

効率的に引き継ぎをするために資料を作らねばならないし、それとは別に普段の業務もデスクに積まれて標高を増しているので片付けねばならない。しばらくは忙しくなりそうだ。

忙しくなりそうだ、というか、忙しい。

でもこれもあと1ヶ月半と思えばなんとか踏ん張れる。

9月30日退職ではあるのだが、有休消化のために9月半ばで現場を離れるのだ。

これから怒涛の1ヶ月半だけど、これだけしかないからこそやっていける。

時間は無駄にできない。

 

あとは後任の新規要員だけが心配だ。

私の20コ上らしくて、社会人としてはベテランではあるようだが凡そ能力値は未知数で、「できる人」なのか「できない人」なのかも不明、名前を聞いても先輩たちもピンと来ない、誰も知らない人らしい。

どうしてそんな人を寄越すのか営業課の上司には猜疑心を抱くが、上司曰く「家族もいて中年だしそう簡単には辞めないだろ」というわけらしくてなんだか申し訳ない。たしかに、辞めないことは大切だ。

その人にこれからみっちり教えていくわけだけど、頼むから人間的に良い人であってほしいというのが、ただひとつの望みだ。

嘘をつかない、歯を磨く、服を洗濯している、仕事をする、などができていればまずは問題ない。それなりに知識があって、言われたことをやれるならもう万々歳だ。多くは望まないし、そんなに難しい要求でもないと思う。ふつうの人であってほしい。

以前ヤバい人がいたのでトラウマになってる。

 

でもまぁ、どんな人が後任になったとしても、私はあと1ヶ月半なんだ。

これを呪文みたいに唱えてなんとか乗り越えていきたい。9月後半よ、来れ!