蟻は今日も迷路を作って

くだくだ考えては出口のない迷路に陥っている

夢をコントロールしかけ

 まに夢の中で「あ、これ夢だ」とうすうす勘づくことがある。

 これもしかして夢なんじゃないのか?と明確に思うのではなく、夢の中で選択を迫られる場面があって、夢の展開を自分で決めることができるのだ。

 

 ただ、完全にコントロールできているわけではなく、つーかむしろぜんぜんできてなくて理不尽さが増している。

 こうしたいと思ったことはたいてい無意識下の夢の世界に翻弄されて崩壊してしまう。

 たとえば昨晩は夢にピッコロ大魔王が出てきて魔貫光殺法(まかんこうさっぽう)を連射していたのだが、私はピッコロに「もうやめようこんなこと」と言おうと「思った」。

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 森に向かって連射していたのだが、中には人がいるかもしれないし、動物が死ぬかもしれない。森だって延焼していた。たいへん危険である。

 しかし、私は「注意をしようと思った」にもかかわらず、夢の中で選択を迫られる。「言わなくてもいいんじゃないか」と。

 言わなきゃ駄目である。

 ピッコロに夢の中を蹂躙されては困る。ここは私の深層心理なのだ。

 と、夢の中であるにもかかわらず私は思い、夢の中であるからには自分の好きなようにできるはずなのに、なぜか上手く体が動かない。

 ようやく「やめろよ」と言ったのだが、ピッコロは森を焼き殺すのをやめない。

 

 え?

 

 なんでやめないの?

 おれの夢だよ?

 おれの好きなようにできるんじゃないの?

 

 残念ながら、私は自分の夢をコントロールできないばかりか、自己の無意識に呑まれてどんどんハチャメチャが押し寄せてきてパーティの主役になれないでいる。トラブルと遊んでいるというより、遊ばれている。

 本当は夢を完全にコントロールして、夢の中で恋人を召喚したり、IPPAI OPPAIな夢を見たりしたいのだが、まだそこまでの力は与えられておらず、夢の世界は私が考えたことと逆の方向に展開する。

 

  ↓

 

 また、夢の中でそのメタファーを汲み、「これは昨日のことのメタファーなんだな」と夢の中で夢分析することがある。

 

 二つの島があって、私は西島にいるのだが、東側の島とは一時間の時差がある。目と鼻の先に見えているにもかかわらず、情報の疎通には一時間のラグが発生し、東島から返ってきた信号を受信するとそれは一時間前の世界のことで、私はその一時間後の世界の情報をまた信号で送らねばならず、だけどそれは東島からしたら一時間後の世界の情報だから未来の情報であってまだ認識することはできないため情報共有に齟齬が生じ、終始モヤモヤとしてうまくいかない。

 私はこの夢の中で、東島を眺めながら、「これは仕事の夢だ」と思った。

 私のデスクの前には先輩が座っている。私は自分の分の仕事が終わるとそれを先輩に託すのだが、先輩はたくさん仕事を抱えているためになかなかクローズしてくれない。締め切りが迫っている仕事が山ほどあって、今週は火の車になりそうな私のグループである。

 その不安を反映した夢だ。

 先輩が言うことを一度で理解できたためしはなく、それは完全に能力不足の私のせいなのだが、いつか怒られるんじゃないかという恐怖と共に、まだ新人だし大丈夫だろ、という楽観がある。

 そのモヤモヤを映した夢なんじゃないかと、夢の中で分析した。

 

  ↓

 

 夢をコントロールしてハッピーな眠りにしたい。

 私は不気味だったり憂鬱な夢を見る傾向が多く、幸せな夢なんてほとんど見ない。

 だから、憂鬱の夢をコントロールしてハッピーにしたい。

 IPPAI OPPAIな夢を見たい。

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   そんで、元気になりたい。

 

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