蟻は今日も迷路を作って

くだくだ考えては出口のない迷路に陥っている

喉痛え〜

痛え〜

熱出てないけど喉が痛い。咳もない。コロナじゃないと信じてる。

信じてるから。

 

いつもの病院へ行く。

病院で喉の調子みてもらって、「薬出しとくから」とだけ言われる。それ以外になんの所感もなし。どこがどうなってるとか、ああ、腫れてるね、の一言もなし。喉の奥を照らすと、しかめ面をして、「薬出しとくから」で終わり。いつもどおりぶっきらぼうな先生だ。

こういう態度、良く言えば無駄のない洗練された言動は、病気になっている身からしたらすこし冷たく感じる。

なんだよ、こっちは病人だぞ。優しくしてくれよ。

でも先生からしたら、こんな症状は有象無象の一部でしかないのだろう。私が道端の石を見てもなにも思わないのと同じように。

 

職場でコロナが一人出て、もうひとり陰性だったけど上司も体調が怪しくて、隣の席でゴホゴホしていたりしたので、こうなったのは当然の帰結だ。

いちおうコロナではないことを確かめるべく、信頼のおける抗原検査キットを、薬局の受付で購入する。発熱したらやってみようと思う。今のところは喉が痛いだけだ。

 

帰宅し、酒を飲む。

薬を飲み始めたらアルコールは避けたほうがいいというので、薬を飲む前に酒を飲んでおく。

休みの日に飲酒ができないなんて淋しさ、耐えられない。

酒を飲み、けっこう飲み、映画を見て、昼寝した。アルコールのおかげか、痛みが鈍磨になり、治りかけているような錯覚だ。

今日1日はよく寝て安静にしよう。