先輩と外部に打ち合わせへ。
つくづく自分の力不足を痛感する日々だが、その原因は仕事ができる偉大な先輩が近くにたくさんいることが原因だろう。私の周りにナメクジしかいなかったら、私は自分をこうも責めることはあるまい。
今日の打ち合わせの案件はは私が資料を作り、私がいろいろ進めているものなのだが、打ち合わせの際は必ず先輩が同行することになっている。
というのも、取材交渉などのしゃべくりには慣れが必要で、私にはそういったしゃべくりが一向にできないのもあるし、まだ新人だから知識不足がすぎるというのもあって、とりあえずは先輩が説明してくれる流れが弊社にはあるのだ。私に限らず、すべての新人がそうだという。
とは言え、こういった外部交渉の機会はこれで私も3回目なので、なにかしら進行なりなんなりやっていこうとしていたのだが、てんでダメだった。
ダメというか、先輩が最初から仕切ってくれた。
でははじめますか、という一瞬の沈黙を必要以上に察した先輩が、バケツリレーのように次々と言葉を紡ぎ出し、交渉のステージをすすめていく。
もはや私のつけいる隙もなく、というか下手に口出ししたら妨げにもなりそうなので、結局私はニコニコして頷いたり、メモを取ったり、窓の外をなんとなく見るなどをしてやり過ごした。
ときどき、疑問点を発言したり、コメントを挟むくらいしかできず、無力を痛感するには充分な1時間だった。
どうしてあんなにスラスラ言葉が出てくるのだろう?
慣れなのか、なんなのか。
私は知識も経験も乏しく、どうも自分に自信がないのがいけない。
もっともっともっと場数を踏んで、セオリーというかこの業界そのもののことを深く学んで、なんていうか、仕事を自分のものにして動かしたい。
苦手だとかどうだとか言ってる場合じゃない。
仕事は仕事として割り切ってやっていくしかないのだな。
でも、資料は褒められたので、それだけはちょっとよかった。