家に帰ってからやりたいことがたくさんあるのに、それらのうち大体1割くらいしかできていないのは、すぐに寝てしまうからだ。
やりたいうちの1割とは、このブログのことである。
ブログを書いて寝てしまうのだ。
なぜか?平日はとても疲れている。
ここにきて学生時代スポーツをやって体力をつけておくべきだったことを後悔している。今では夜散歩に行く気力すら残っていない。ブログで精一杯だ。体力は寝て回復するしかない。
(こんな春風のような優美な眠りではなく、もっと激しい、木枯らしの風のような眠りだ)
寝るのにも体力がいるらしいけど、なにをぬかすか。誰が言ったそんなこと。敵国の諜報員の仕業か?
体力が必要なわけないだろ。
じゃあなんで寝て体力が回復するんだよ。
おかしいだろ。
と、思っていたのだけど、金曜夜から土曜の夜にかけて合計20時間くらい眠った私は眠り疲れて首のあたりが痛いから、あながち眠るのに体力を使うというのは間違っていないみたいだ。眠れる森の美女はとても体力がある。屈強だ。
40代の先輩に、一日8時間は寝ちゃいますね、と言ったら「若いね」と言われた。同時に、おじいちゃんかよ、とも笑われた。どっちだ。
でも老人て、朝早く起きてきてしまうから(ほんとうに謎である)、眠る体力がないのだろう。あるいは永眠に備えて眠り体力を蓄えているのかもしれない。
赤ちゃんはずっと寝てるので、眠り体力がある。眠りで体力を使うために、眠って体力を回復させているのかもしれない。大いなる矛盾があるけど、赤ちゃんは可愛いのでこの矛盾はなかったことにされる。可愛いは正義なのだ。
土曜日、朝起きて昼まで眠り、昼食を食べて18時まで眠った。
我ながらどんだけ寝るんだと思った。この寝ている間に佐川急便を2回無視してしまい、本当に申し訳なく思う。慙愧の念に堪えない。もっとインターホンに気付きやすくなるように、窓ガラスが割れるくらいの改良を施したいと思う。サイレンにしたいと思う。ダムの放水サイレンにしたいと思う。
今は職場に配属されたばかりで毎日覚えることが多く、慣れないことだらけで体力を異常に消費していて、帰宅して夕飯を家族と食べていると「幽鬼みたいだ」と言われる。たしかに、鏡で見るとなるほど幽鬼のようだ。老けこんでも見える。
休日も土日のうち片方は眠りに費やし、もう片方を遊びに使うので、自分の時間というものを確保できていない。
週休3日制にすべきである。
水曜を休みにすべきだ。
そうすれば体力にも余裕ができて、自分の時間を確保できるんだ。これだからこの国は駄目なんだ。きっと敵国の諜報員が今の社会システムを作って、日本を駄目にしようと目論んだに違いない。だめだよそんなの。よくないよー!変えよう、日本。
今週もまたぜんぜん自分の時間を確保できなくて、書いた文章といへばこの仏濾愚(ぶろぐ)くらい。本だって全然読めてない。長編小説を読んでいるのだが、いつ読み終わるんだって最近はしびれを切らしそうで、また挫折した本が増えそうだ。
体力が欲しい。
あるいは、早く業務に慣れて自分の時間を確保したい。
そんな日は来ないのだろうか?永遠に?
それなら永眠のために体力を蓄えるしかない。眠ることで。
この矛盾は、私が可愛くないので許されていない。