蟻は今日も迷路を作って

真面目な話からそうでない話まで。本当の話から嘘の話まで。蟻迷路(ありめいろ)という人が書いてます。

おれたちは「キキララ」だ

  れたちはキキララだ、って革命の声明みたいだけど、ちがう。思想の話ではあるけれど。

    え、私たちがあのリトルツインスターズ「キキララ」ってどういうこと?

    このような考えるに至るまでの経緯を、順を追って説明しよう。

 

 

    ↓

 

 

    昨晩、恋人と電話していて、毎日がツラいね、とさめざめしていた。

「毎朝、Twitterでコウペンちゃんのツイート見ると泣けてくる」

「あれは泣けるね。温かくて死にたくなる」

 

「たしかに可愛くて癒されるんだけど、コウペンちゃんに励まされたいと言うよりかね、私は、コウペンちゃんになりたいの」彼女は強い語気でそう言った。

「コウペンちゃんの世界で暮らしたいの」さらに付け加えてそう言った。どうやら揺るぎない気持ちらしい。

    恋人の考えに対して、私は大賛成だった。ヒトラーファシズムの名の下に行った選挙結果のナチス党支持率よりも賛成であった。

 

    私もコウペンちゃんに"なりたい"。

    コウペンちゃんになって、みんなを励ましたい。

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    だけど、もっとなりたいものがある。

 

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    キキララだ。

    私が"なりたい"キャラは、サンリオの超有名な双子の姉弟、ラブリーなリトルツインスターズこと、キキララである。

 

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    キキララのなにがいいかって、あの二人は可愛いのはもちろんなのだが、ちょっと忙しそうなのだ。

    クリスマスの飾り付けを1年間で最も大事なイベントと捉えてそうで、一生懸命、仲間たちと飾り付けしそうだ。

    果物を収穫したらそれをジャムにして、パンを焼いて振舞ったり、あるいは果物をジュースにしてみたり……。

    占いもやるし、お誕生日をお祝いしたり、掃除したり物を書いたり、彼女たちのツイートを見ているとそれなりに忙しそうで充実している。そんで可愛い。

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    こういうのが、結局ね、理想なんですよ。

    程よくやることがあって、責任はまったくないけど大事なことで、そんで可愛い。これですわ。

   

  「おれは、キキララになりたいよ」強い意志を持って、恋人にそう言った。

 

  どうしたら私はキキララになれるだろう?現実という無限列車から抜け出せるだろう?

 この時、ある考えがひらめいた。

    

 

    ↓

 

 

 私たち人類より高次元の宇宙で暮らす神さまがいる。

 神さまは名前に反してじつはかなり忙しい。1日が57時間くらいあって、そのうちの48時間を仕事(または試験勉強)に費やすくらい忙しい。平均睡眠時間は5時間ほどである。

 毎日がくたくただ。上司に怒られもするし、後輩の尻ぬぐいもしなければならない。どうでもいいようでどうでもよくない仕事がたんまりとある。人間関係ならぬ神関係もなかなか面倒だ。後輩が鬱になったりもする。

 

 そんな神さまから見て、私たち人類はじつにのほほんと暮らしているように見えるはずだ。

 人類が抱えるタスクなんて神さまにしたらもはや趣味の領域というか、精神を傷めるような重大なものではなく、私たち的な見方をするとキキララがジャムを作ったりクリスマスの飾りつけをすることとさほど変わりないように見える。

 いいよなぁ、人類は。気楽で。楽しそうで。

 神さまは下界を覗きながらいつもそんなことを思ってる。

 

 

 こういう考え方をすれば、私はほとんどキキララと同じではないか。

 よくわからない年末調整とかスケジュール管理とか課題なんて、神さまにしてみればジャムを作ってぬいぐるみに振舞うのとさほど変わらないのである。

 

 私たちの抱える鈍痛のようなタスクは、そう、ジャム作りと変わらないのだ。

 

 自分がキキララだと思ったら、急に気分が軽くなった。

 なんだ、私のタスクなんて大したことないじゃん。

 周りの人たちはぬいぐるみで、私はキキララで、通勤路はお花畑、川には星屑がキラキラせせらぎ、小鳥たち(Twitter)がピヨピヨ歌う。

 なんて愉快なのだろう。

 

 今日1日、キキララの気分で過ごしたら本当に気分が良かった。生きるってなんて素敵なのだろうとさえ思えた。

 

 皆さんも、この「思想」でハッピーなライフを過ごしましょう。

 メルヘンに生きましょう。

    田代まさしみたいに。