蟻は今日も迷路を作って

くだくだ考えては出口のない迷路に陥っている

コード:4連休

連休が始まった。

これまでの反省を踏まえて(盆休み、正月休み、GWなど)、毎日を充実させ、一般的に体感される4日間よりももっと濃密で素晴らしく、丁寧な日々にしようとおもう。

そう決めた金曜の夜、私は缶ビールを飲み、じゃがりこを食べ、シャワーも浴びず、そのまま寝た。

 

 

翌朝土曜日、目が覚めたのは10時頃だった。

じつに10時間くらい眠ったのは久しぶりのことだったが、連休初日にしてさっそく時間を浪費しているではないか。

この四日間、私が浪費していいのは酸素だけである。まったく、出鼻をくじかれている。まったく決意が成されていない。有言実行できていない。

 

すぐさま起き、シャワーを浴び、ピーナツ・パンを食べた。

洗濯物をして、昼食の準備をしつつ、手が空いたらコンビニへ行って事務的な用事を済ませ、帰ってきて昼食を作った。

恋人はみそ汁を作り、私は しらすの おにぎりをこさえた。

じつは起きてからここまでの間、手が空いた時間にその日用のブログを書いている。

こうして書き連ねていくと、たった3時間の間にじつに忙しなく私は動いているように見えるが、実際に忙しなく動き回り、まるで生き急いでいるようだった。

浪費した時間はやり直せないが、取り戻すことはできると信じている。

 

午後は恋人とデートをした。このことについては、また別の日にブログにしよう。贅沢な時間を過ごしたのだ。

 

   ↓

 

連休は、ぼーっとしているとすぐに終わってしまう。

すぐに終わらない連休などといったものなど存在しない。完璧な絶望が存在しないように。いや、完璧な絶望は存在する。連休最終日だ。

生きている限り、連休は終わる。だから、死ねば永久の暇(いとま)をいただけるわけだが、それでは意味が無い。ではどうすればいいか。

 

毎日を充実させるしかない。

 

連休終了後も、連休にあったことや充実した日々を思い出して明日を生きる糧にできるくらい、充実して楽しい日々にしなければならない。

安定した食事をし、毎日の目標を掲げ、達成、もしくは実行し、本を読み、文章を書き、楽器を奏で、夜には少しのお酒を飲み、恋人とキスをして眠るのだ。

本質的な豊かさとは、生活に宿るもののことである。

 

私はこの四日間を、かつてないほどに充実したものにしようとおもう。そう決めた。

これを書いている今(土曜日の夜)、今日一日を振り返ってみて、充実していた実感がある。早起きできていたら、さらに充実していただろう。

と同時に、はやくも一日が終わってしまった、という現実を信じられないで、この文章を書きながら頭が混乱し、「はやくも一日が終わってしまった」と自分が打ち込んだ文字を見て、胃のあたりがグっと下がり硫黄のような臭いのするゲップが出た。

 

大丈夫だ。まだ三日あるじゃないか。

 

私は充実した連休を過ごすんだ。体感で240時間くらいの連休にするんだ。

そうするんだ作戦。

 

とりあえず日曜日はいろいろなブログを読んでみようとおもう。

 

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