今年は本をたくさん読めたし、映画も見たし、アニメもたくさん見て良い一年だったな~とほくほくした気持ちであると同時に、さてそれ以外にはなにかあったかというと特に何もない、停滞した一年だったと振り返る。
やりたかった転職もしなかったし、かといってキャリア・アップのために資格を取るわけでもなかったし、結婚もしなかったし、突然大金持ちになることもなかった。
来年もこのままで良いわけがなくて、こうしてダラダラ過ごすのは筋肉疲労が無くて楽だけど、私がどこにも行けないだけではなく彼女をどこへもつれていけないし、特別な人間になれないのは当然として平凡かそれ以下として自己評価も落ち込み、ゆくゆくはその苦しみさえも忘れてただ漫然と過ごして死んでいくんだろうな、という感じがする。
こわ~。
なんでそういう怖いこと言うのこの人?
ブログは書くのが簡単だけど、小説は難しいと再認識した一年でもあった。
ブログを休み休みにして小説も書いてみたけどぜんぜんうまくいかない。読み返すたびに落胆し、これなら書かない方がマシだとさえ思える。整備されてない公園の古い池で土鴨が溺れているのをなにもせずに見ているような気分になってくる。
一万字、二万字、と書き進めていくうちにこれじゃないほうがいいな、とまた最初から書き直しているので作品が完成しない。
「とにかく最後まで書くこと」というアドバイスはどこでも見かけるけどこれがかなり難しくて、最後まで書けるだけで一定の才能があるに違いない。最後まで書けてない私が言うのだから間違いない。
上手な文章ってなんだろう、と常々考える。
好きな作家の衝撃を受けた文章を何度も読み返す。小川洋子、村田沙耶香、村上春樹、町田康、西村賢太、今村夏子、谷崎潤一郎、太宰治……
簡潔さこそ文章の要諦である。くどくど書いていたとしてもそこには簡潔さがある。
「おれならこう書くな~」と思ってしまう作家や作品があるものだけど、尊敬する作家にはそれがない。当然プロだ。
あ~もう嫌になってきた。
なんでさっきから暗いことばかり書いてるんだろう。
これがこの2021年の、すべて、なのかな。
じゃあ2022年はこれらをどうにかしないと。
なにか面白いことのひとつでも言って終わらないと、年が納まらない。
え~、あれだ、どうしよう。
そうだ。
「年越しそば」の物まねします。
モノマネ:年越しそば
ズゾ、ズゾゾゾゾ、ズゾゾゾゾゾゾ、ズゾゾゾゾ、ズゾゾゾゾゾゾ、ズゾゾゾゾゾ、ズゾゾゾゾ……ズゾ……
ズゾゾゾゾ、ズゾゾゾ、ズゾーーーーーーーーーッ!
ズゾゾ?
ズーゾ。
ズバババババババババババババババババ!!!!!!!!!!!!!
ズバッッッッッッ!!!!!!!!!!!
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
ゴッ……
ギギギギギギ……ギー、ギー
ズゾ?♡(上目遣い)
ズゾゾゾゾ、ズゾゾゾゾゾ、ズゾッ
ギギギギギギギ
ズ、ズゾ!
ズゾゾゾゾゾ、ズゾゾゾゾゾゾ、ズゾゾゾゾゾオオオオオ!!
コーーーーーーーーーーーーーーーーーホーーーーーーーーーーーーーーーー
ज़ुज़ोज़ोज़ोज़ो
ゴ~ン♡ ゴ~ン♡ ゴ~ン♡ ←除夜の鐘の音
こんなことなら書かない方がマシだった。