蟻は今日も迷路を作って

真面目な話からそうでない話まで。本当の話から嘘の話まで。蟻迷路(ありめいろ)という人が書いてます。

家事をやりたい

いきんは残業が続いてて平日の夜の家事を妻に任せきりにしてしまっていた。

夜の家事とは夕飯を作ることに他ならない。

仕事終わりに料理をするキツさはわかっている。妻は体力も乏しくしんどそうなので申し訳なくて、とっとと仕事を上がっていち早く帰宅し夕飯を作りたいのだけど、全然仕事が終わらない。

定時を過ぎてようやく今日の自分の作業をはじめられる感じの業務量なのだ。

で、やることはかなりたくさんあるしはっきり言って帰宅してる場合でもないのだけど、未来の自分がなんとかすると信じて昨日は早めに帰った。

早めに帰ったけど夕飯には間に合わず、結局妻に料理をやらせてしまった。

私が作りたかった。

 

家事をすすんでやりたいわけではないけどやりたいと思うのは、申し訳ない、と思ってしまうせいだ。

妻にやらせて、申し訳ない、と引け目に感じるくらいなら自分でやって疲れた方がマシだと思っているのだ。

でも一方では単純に家事というものを好んでもいる。

面倒なことばかりだし仕事終わりの料理も洗濯も皿洗いも排水溝掃除もしんどいけど、きちんとやって後悔したことなんて一度もなくて、終わったときは清々しく自己肯定感が上がっている。

さいきん忙しくて家事ができなかった分がここで爆発する。

この日の夕飯は作れなかったかわりに、翌日の分の夕飯を作っておくことにした。余ってる材料で作れるかんたんな煮物だ。

食後に夕飯を作りはじめた私に対して妻は慄き、そして怯えていた。

ついでに洗濯もしたかったので肉に火を通す間に洗濯機を回しはじめた。洗濯機が回っている間に皿を洗い、シンクを掃除する。

妻が「洗濯干すのはわたしがやるよ……」と言ったが、これを固辞して妻には横になってYouTubeでも見ていていいよと言った。しかし、

「いや、ここで洗濯物をわたしがやらないと、わたしの存在理由がなくなってしまう」とさらに固辞。

そこまで言うなら、と洗濯物は妻に任せて私は食後の紅茶を淹れ、スコーンを温めた。明日の晩の煮物はすでに完成している。

そして洗濯物が終わるまでの間に退職届を書いた。

 

我ながらなんだか動きすぎである。どこからこんな元気が出てんだ。

躁か?

落ち着いたら急激に眠くなってきた。

これに加えて子育てをしている人はどうなってんだろう。はかり知れない。