妻が、てらおかなつみさんのイラストがあしらわれた焼き菓子を買ってきてくれた。
飛ぶように売れていたらしく、残り2箱しかなかったらしい。
一緒に行ったお友だちも「かわいい」と言って買ってくれたようだった。
推してる作家の作品が、このように純粋に評価されて受け入れられているというのは、とても嬉しいことだ。
お菓子もおいしかった。
てらおかなつみさんの描く犬の絵は、心の中にいる犬のイメージなのだと、私は思う。
たいていは白くてふわふわの優しい目をした犬のイラストだ。この犬を見ると、不思議なことに、うちで昔いっしょに暮らしていた犬たちのことを思い出す。
彼らはフレンチブルドッグだったので てらおかさんのイラストの犬とは全然似ていないのだけど、どこかなにかが共通していて、どうしてだろうか、自分ちの犬のように愛おしく感じられるのだ。
イラストをずっと見ていると、犬のあのあたたかさとか、においとか、膝の上に座る重さとか、背中の触り心地を思い出して、目尻に涙が沁みてくる。
犬を飼い、犬と暮らし、犬を愛するすべての人の心の中に、犬はきっと住んでいる。
てらおかさんのイラストは、そんな心の中の犬をイメージ化して、鏡のように写し出すのだ。
もういなくなってしまった犬に、会いたい。今でもよく思う。
走り回り、いびきをかき、こちらを見つめ、耳をぱたぱた動かすあの犬たちに触れたいと、いつものように思っている。
そんなときに、てらおかさんのイラストは慰めてくれる。
そして教えてくれるのだ、心の深いところで、ちゃんと犬たちが息づいていることを。
👇紹介したお菓子
👇てらおかなつみさん Instagram
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