仕事が忙しすぎて、ほんとうに心を亡くすような日々を送ってしまっている。
束の間に聴くハロプロの楽曲や、ラジオ、そのほかコンテンツを眺めているときしか頬が緩まない。ヒーリング・アイドルだ。
会社の人全員がいま猛烈に忙しくて、職場では独り言やすべてを諦めたときにため息と共にこぼれ出る笑い声が絶えず、奇しくも職場の雰囲気は明るい感じになっているが、仕事に向かう全員の背中から少しずつ覇気が抜けていってる気がする。
ため息の数だけブーケを束ねたなら、職場は棺桶のように華やかだろう。
でも好きな仕事なので、しんどいけど、まぁしょうがないわな、って感じでかなり割り切っている。
だから不幸とか鬱とかそういうかんじではない。
それはそれとして疲れが溜まっている。
しんどくなってるとき、こころが余裕をなくす。
たとえばYouTubeで15秒の広告が出てきただけでスマホを叩きつけたくなる。
15秒の広告には日頃から辟易しているが、おそらく憎しみを向ける矛先として最も手近なのだろう、憎悪はすぐに増大する。
私は素人が作った動画を見たいだけなのに、どうしてプロの作った何の面白みもない動画を15秒も見なければいけないのか?これからたった20秒の動画を見るために、どうして15秒の広告と5秒の広告を見なければいけないのか?
腹が立ってしかたがなくなり、重いため息を吐いてしまう。
たったこれだけのことでこうなっているとき、自分の疲労と余裕のなさを自覚する。
あと、頭の中で汚言がとまらなくなる。
汚言というか、ちんちんとかおっぱいとか、そういった類の猥雑な言葉。
ちんちんの歌とか即座に作曲して、ヨーデルみたいに頭の中で歌ったりする。
その歌はいつも最後に奇声に変わる。頭の中で小さなハエみたいな狂気が渦を巻いて飛び交う。
そんな日々。
たまには早く帰りたい。