蟻は今日も迷路を作って

くだくだ考えては出口のない迷路に陥っている

凶兆か

日、劇団四季の『アナ雪』を観に行って、大変素晴らしかったのでその感動を思うがままにブログの下書きにしたためておいた。

しかし、さて推敲して投稿するか、と下書きを開いたら、最初の30文字を残して、残りの1500字は消滅していた。

愕然とした。

 

思えば、今日は良くないことが続いていた。

妻はベッドでゴロゴロしていたら壁にぶつかって尾てい骨を強かに傷めたし、洗濯物を干そうとしたところでにわかに雨が降った。

外は2月とは思えない暖かさで、生温くてよく湿った空気が満ち、首を絞めるために存在する真綿のような春風がぶりぶり吹き荒んでいた。

私たちのアパート上空は予報にない雨が降っているのに、200m向こうでは陽が差していた。どう考えても最悪の兆しの天気である。季節と感情と天候の歯車が噛み合っていない。

また、結婚式の準備を進める段階でちょっとした諍いになった。結婚式はめちゃくちゃ面倒くさいので、準備をするたびに2人ともイライラしている。私がイライラさせているのだけど。

また、私はその準備のために、昨夜は深夜2時半まで起きて作業をしており、寝不足で体が重かった。

悪いことが起こる準備は整っているみたいだ。

それから、お昼に作ったスパゲッティが失敗で、古いキャベツを使ったのがダメで、青臭くなってしまったし、頂物のよくわからない麺がこれまた不味く、パサパサしていて酷い代物だった。

なにもかもがよくない一日。

日曜日くらい幸福に過ごさせてくれてもいいじゃないか。

 

まだこれは何かの前兆でしかないのかもしれない。

小説ではとくに、こういう積み重ねはこれから起こる悪いことの始まりに過ぎなかったりする。

気を付けてどうにかなるものではないけれど、覚悟はしておこう。