蟻は今日も迷路を作って

くだくだ考えては出口のない迷路に陥っている

好みの画像に出会いたい

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「これ絶対に好きでしょ」と妻に言われたのが、上の写真である。

ひと目で、ああ、これはなんて素晴らしいのだろうと、思った。

同時に、妻が私の好みを理解していることが嬉しくもあり、なぜかちょっと小馬鹿にしてるのが腹立たしくもあった。

でもともかく、私はこのカモメを、気に入った。

「あなたはこういう、なんか意思持ってる物とか動物のイラストが好きなんだよね。言葉喋らされてるやつ。なんていうのか知らないけど」

妻の言うとおりだ。

私は、なんか物とか動物が、短くてどうでもいいことを言ってる画像が好きなのである。

このカモメのシンプルな色合いと胡乱な目つき。

「これがしまなみ海道か」

なんでコイツこんな冷めてんだ。

一見普通に見えるが、よく観察すると様子がおかしいのである。

私はこういう画像が好きだ。

 

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これなんて味わい深くて、ずっと気に入ってLINEのトーク画面に設定している。

これのモノマネを私はよくやる。

「タラの尾っぽだよ!」と平坦に言い、妻に詰め寄るのだ。

すごくどうでもいいことをなんか、自信満々に言ってるところが、可笑しい。

「タラの尾っぽだよ!」

だからなんだというのだろう。

これを作った人の意図も読めない。タラの顔じゃなくて尾っぽにしたばかりに、「タラの尾っぽだよ!」なんて説明が必要になって、インク代のムダなコストをかけている。

 

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ちょっとジャンルは違うけど、これも好き。

すごい。

キャラデザが犬の兄弟くらい似通っていて、全員が同じ方向を見ていて、一応それぞれのアイコンを持ってはいるけどコピペ感が拭えず、なんて手抜きなのだろうと思うけど、「おじいさん、おばあさん、おとうさん、ピーポくん、おかあさん、いもうと、おとうとだよ」と言い切る潔さ。

これが警視庁である。

小見出しが「ファミリーのしょうかい」で、本文見出しが「家族を紹介するよ」になっているのも心にくい。

きっと、同じ文章が上下に並ぶと見た目に悪いので、英語を日本語に、平仮名を漢字にしたのだろう。

制作者の配慮が垣間見える。

 

なかなかこういう好きなものには出会えない。

うまく言語化できないけど、なんか好きなんだよな。

「平和的である」「どうでもいい」「狂気が滲んでる」

この3つを備えた私好みの画像をお持ちの方がいたら、オンラインストレージで送ってください。