春の暖かい空気。好きだけど嫌いだ。
暖かくて心地よいのは好きだけど、いきなり暖かくなるとなんらかの神経が異常をきたして、明確に発狂寸前になってしまう。
全身の血管に真綿が詰まってるみたいな息苦しさを感じるし、表皮を覆うこの輪郭が二重になったり虹色に光って自分という存在そのものが危ぶまれるような危機感を抱く。
私のブログを長く読んでいる人はおわかりのとおり私は気温の変化というものにめっぽう弱く、毎年春になると癲狂老人日記と化すのである。
特に寒→暖が無理だ。
春になると改札とかでニヤニヤ笑いながらぶつぶつ物言ってる人いるでしょ。
あれ、3年後のおれです。
春は空気の粒が冬よりも大きい気がする。
空気の粒ってものはないのだけど、イメージとして空気の粒があるとしたならば、春は確実に大きくて、丸い。
冬の空気は小さくてチクチク尖っている。
だからなんだって話なんだけど。
春の空気の粒はチョコボールくらい大きい。冬の粒は雪の結晶くらいなのに。
そんな大きいから、気管とか肺に詰まってしまってうまく呼吸ができなくなって、私は狂い、美しい女を目にしただけで頭皮を引きちぎりたくもなるのだ。
そんなこんな言ってると、なんか今夜は風が強くて、すごく寒い。
馬鹿なのか?
馬鹿なんだろうな。