Twitterが、Xになるらしい。
改名されロゴも変わるとなって初めて、Twitterという名前とあの青い鳥に愛着を持っていたことがわかったのは、私だけでなく世間もそうだったらしい。
名前が変わるのはまぁいいとして、X、というのがなんとも解せない。
Xて……。
イーロン・マスク曰く、Xは今後電子決済との連携などを進め、より便利なものにしていくらしい。
ただ、長年Twitterを使ってきた身としてはその狙いは失敗するとわかっている。なぜなら、Twitterがアップデートされて良かったことなんて今までひとつもなかったからだ。
これまでのアップデートでは、アイコンが丸になり、星がハートになり、TLは時系列に表示されず、フォローもしていないし見たくもないツイートが流れてくるようになった。進化するほど使いにくくなりユーザーの求めるものとは離れていくというのは、珍しいことなのではないかと思う。
運営を勘でやっているのだろう。
私も、勘で仕事をやって、失敗することがある。先輩に聞けばいいものを、なんとなく自分で知った気になって進めてしまい、それが後になって間違っていたことがわかって処理が誤る、なんてことがある。だからTwitterが勘でいろいろやって「しくった〜」となるのにも同情する。ただ、社をあげて勘でやってるのが問題だ。
そんなTwitterもいまやXに変わり、別物に生まれ変わろうとしている。
これ以上便利(不便)になってどうするんだ。
Twitterの収益の問題は前々からあったらしくて、改名はそれを解消するための施策の第一歩と思われる。
この問題はTwitterというSNS自体のシステム(仕組み)の問題もありそうなので、解消するにはTwitterをつぶして別のSNSを立ち上げるしかなさそうだが、ユーザー数の多さや社会的な影響を考えるとそれもできず、とりあえず心機一転、名前を変えるところからはじめたものと推察される。
まずは形から。それはビジネスの基本だ。
私も仕事では、精度はともかくまずは形にすることを目標としてやっている。形になってから磨いていけばいい。だから上司などには「仕事が早いね」と言われるが、中身のレベルは伴っていないため、内容については難色を示されることもある。できてすぐに提出するものじゃないのに、上司が見せろというから見せたら「おいおい」と言われるのでたまったもんじゃない。私の本気はここからなのだ。
Xもそれを狙っているに違いない。
言っちゃうけど、名前が悪すぎる。
はっきり言って、クソダサい。イーロンマスクのセンスはジュニアハイスクールの1年生から変わっていないらしい。使ってる筆箱もビニールの黒地にドラゴンが描かれているに違いない。
Xて。
Xて。
2023年クソダサ・オブ・ザ・イヤー大賞受賞。
名前変えなくていいから、システムだけ頑張ってくれよ。
やはり昔からやっていることがトンチンカンというのはTwitterの基本らしい。
あの青い鳥がクソダサいアルファベットにならないようにするには、もはやスマートフォンのモバイル通信を切断して、オフライン状態にするしかない。
そうやって鳥を檻に閉じ込めておかないと、電子の空に羽ばたいて行ってしまう。