読書ができてない。
仕事関連の書籍を読むので手一杯というのもあるけど、本を読むのって体力というか、精神力も結構いるよなと思うもので、つまり体力も精神力も落ちてきているのである。
仕事が忙しく、まさしく心を亡くした日々の渦中にいて、ぶっちゃけアイドルソング以外耳にしたくないし、小難しいテキストの並んだ小説よりも、いまは車窓を眺めていたい。
小説は小説で面白いけれど、集中できる時間と安定した心がいまはなによりも必要だ。
かと思えば、次の月はめちゃくちゃ読んだりするかもしれないからわからないもんだ。
私の読書には波があって、一冊をじっくり読むときもあれば、多読に徹する時期もあり、1文字だって目にしたくない日もある。
多読に徹するときは、移動中はもちろんのこと、食事中や排泄中(大・小)、風呂、靴下を履くときさえも読んでいる。
一生で読める本の数は限られている。とてもそのすべてを網羅することは不可能だ。だから一冊でも多く読んでおきたいけれど、読めないときは仕方がない。本は所詮娯楽で、娯楽よりも大切にしなければならないものはいくらでもあるのだ。
なにもしない休暇、美味しくて温かい食事、健やかな睡眠、夕暮れを楽しむ時間。
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アイドルにハマってる。
アイドルっつーか、ハロプロっすね。この2ヶ月くらいす。
まさか自分がハマるとは思わなかったし、こんなにも日々心を動かされるとは思ってもいなかったので驚いている。夫婦ともどもバンバンお金を使っちゃってて怖い。
このことについて書くと、ゆうに2万字を超えるテキストになるので今日のところは勘弁しておいてやる。
ハロプロの曲に限らないけど、アイドルソングは軽率に人を褒めたり、無根拠に大丈夫なんとかなる!と歌う。
世界がどうしたとか、国境がなんだとか、空が青くてだとか、やたらと大きなことを歌ったりもする。かと思えば、君のメールの返信がどうしたみたいな卑近なことも歌う。
どの歌でも共通しているのは、真っ直ぐで、無邪気で、無根拠で、破滅とは程遠いということだ。
以前まではそういう曲は苦手で、無礼を承知でいってしまえば「浅いな」とほき捨ててさえいた。
なんでなんもこっちのこと知らないのに、大好きと歌えたり、君なら大丈夫なんて無責任に歌えるのかわからなかった。残酷とさえ思っていた。
でも、今ならわかる。
その「大丈夫」に根拠なんてない。
この「大好き」に理由なんてない。
それでいい。それで信じられる。
なぜならそれは、愛だから。
いまここで触れられそうなほどの愛ゆえに、真っ直ぐに歌がおれの脊髄の中心まで震わせる。
そうと気付いてから、どの曲を聴いても泣きそうになってる。
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たこ焼きが食べたくて今日一日気が狂いそうだった。
今年28歳になるのに、こんなことあるんだ。